ブログ仲間の「くささん」にはいろいろとおしえてもらうことばかり。彼のHPはとてもためになります
とくにエアクリーナキャップの改造について、とても興味をもちました。 -> http://www.geocities.jp/manabu933/mania9.html
2004年以降の後期モデルZRX1200Rのエアクリーナキャップの内側に空洞と小さな穴がある。くささんはこの穴を大きくくりぬいたところ発進時などのレスポンスが向上したとのことです。
なるほどそんな方法があったかと気になり、私なりに試行錯誤してみました。以下はその記録です。
結論から先に述べると、
あの空洞と穴は「共鳴/吸音室」かっこよくいえば「サイレンサー」なんです。空き瓶に口をつけて息を吹くとボーっと鳴りますよね、これは吸音にも使えます。コンサートホールの壁に穴がたくさん開いているのと同じ原理ですね。
以下の写真は、ご本人ご快諾のもとくささんのHPから借用。

ZRX1100のクリーナーキャップ。ペタンと平ら。1100時代はこのおかげで荷室の容量が大きかった。

ZRX1200のクリーナーキャップ。ボコンと凸。板状の突起が2箇所ありイモビライザーユニットがここに固定される。
ちなみに逆輸入車はイモビなしでサイレンサーありなので、この写真の状態のとおり突起だけが残ったまま販売されているとのこと。ブログ仲間の甲斐猫さんの情報で知りました。ありがとん。

両者を取り外して比較、左が1200。

キャップを裏返してみると1200(左)には10円玉くらいの穴が開いている。この穴は円筒状エアクリーナの内側に位置する。

1200用のキャップを分解したところ。単なる空洞であることがよくわかる。ちなみに容積は約300ccとのこと。水を満たして計測したそうです。くささんってほんとに器用なかたです
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では何のためにこんな空洞があるのか。ZRXの特長である荷室容積を削減してまで新設する必要がなぜあるのだろうか。この目的はただひとつ、国内の厳しい環境(主に騒音)規制をクリアするためでしかないですね。
ただしご想像のとおり、副次効果としてスロットルレスポンスの悪化や出力の低下を招きます。共鳴室が吸気抵抗になりますから。
カワサキのエンジニアも苦労してるんですね。
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それはさておき、私がやったチューニング。費用ゼロ円。施工時間3分。工具も知識も必要ありません。
あの穴をテープでふさぐ、それだけ。今回はスコッチの透明テープが手元にあったのでこれを使ったけど、荷物用のガムテープでもキッチン用のアルミテープでも粘着力さえ強ければなんでもかまわないと思う。
念のためパーツクリーナーで脂分を拭いてから貼りました。ちなみに300kmほど試験走行後確認したところテープには破れ破損ありませんでした。

試験結果は驚くほど良好。クラッチを切ってブリッピングすると、ほんのわずかな右手のスロットル操作でも「ブンッブンッ」と敏感に回転が上下する。これはおそらく誰でも体感できると思います。
サイレンサーというものは、容積・開口部面積・形状を変化させることで特定の周波数の音を吸収するように設計できます。どうやらこの吸音室は、アイドリングから3000rpmあたりまでの吸気音の軽減効果を狙ったもののようだ。3000rpmくらいまでであれば一般道路の法定速度域をほぼすべてカバーできるからね。なお、音量を計測してませんので体感による感想です、まちがってたらゴメン。
チューニングの結果、低速からのアクセルのツキがよくなった。低速での微妙なスロットルコントロールがスムーズになったので、4速30km/hのような渋滞トロトロ運転がものすごく楽。ちょいとスロットルを開けて街中を法定速度で走るような場面で気持ち良い。
さらに良いのはノッキングが発生しそうな低回転でもエンストしにくいこと。アイドリングを900rpmくらいに下げてみたが発進にエンスト感が少ない。そもそもスロットル小開度でのノッキングが減少したように感じられる。これはジムカーナや安全運転大会用に強力な武器となるはずですよ!もちろん街乗りも。
峠道などでは、コーナー脱出時のスロットルワイドオープンで確実に効果が体感できる。低速からゴリゴリとパワーの沸き出すZ1の感触がよみがえる(一度しか乗ったことないけど)。さらに一歩アドレナリン系ワイルドマシンに近づいたというと大げさでしょうかね。でもそれくらい乗ってて楽しくなった。
バイクのチューニングというとどうしても高回転高出力のほうに目がいくけど、実用上はこの領域って大事なんですよ。
そうそう、一つ補足すると私のマシンはフルパワー仕様なので効果が顕著に現れたのかもしれません。国内後期モデルのフルノーマルでどうなるのかはわかりません。だれかチャレンジしてみる?
欠点(というのかどうか)は、皆さんご想像のとおり、アイドリング・低回転時の吸気音が多少大きくなること。静かな住宅地の交差点などで少し感じられる。とはいってもエアクリーナー付きノーマルですからね。フツーのバイクの音ですよ。改造マフラーやFCRキャブよりぜんぜん静かです。
3000-6000回転くらいの中回転域でのレスポンスも良好、というよりも本チューニングによる中回転での性能劣化はみられず、わずかながらも性能向上が感じられるといったほうが正解かもしれない。それ以上の高回転は私には違いがよくわからなかった。
私の最近の懸案である2500回転以上でのビリビリくる鳴動も少ないようです。これはもう少し追跡検証必要ですが。
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これはもしかしたら大発見かもしれない。
くささんのHPがなければ気がつきませんでした。ありがとうございます。
後日くささんから指摘されました。テープがはがれてキャブレターに吸い込まれるとエンジンが故障する可能性あります。ほんとに最悪の場合にはヘッドのオーバーホールが必要になる場合もないとはいえません。テープの事例はあくまでも実験と思ってください。私もいずれはしっかりした素材と施工でやりなおしてみるつもりです。
あんまりにも簡単な改造(っていうのかなー?)なのでだれでもできますが、実行されるかたはご自分の責任でお願いしますね。万が一トラブルが起きても私は責任とりたくてもとれませんので悪しからず。
2004年以降のZRX1200Rに乗ってる人、もしもチャレンジしたら結果をぜひコメントください。待ってます。
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