ZRX1200R ちょこっとカスタム その5 フロントサスセッティング インプレ
リアサスの設定がうまくいきましたので、次はフロント。
リアだけでも満足度高かったのですが、バランスをとるためにもフロントもやらなくては、と思い立ちました。
結果は大成功!
それでは順を追って説明します。
フロントのノーマル設定の印象は
1、ブレーキで沈み込みがやや大きい
2、ブレーキリリースでボヨンとリバウンドする
とくに2のリバウンドが問題。低速運転のブレーキング時に姿勢変化が大き過ぎて危険な感じすらあります。
バネの強さはとくに問題が感じられなかったので、まずはダンパーの減衰力だけを調節します。
サスペンション上端のネジが伸び側(リバウンド)。これを強くします。
ねじ右回し一杯が最強の「1」です。1クリック左に回して「2」とする。
次に、サスペンション下側にある圧側のネジを、右回し一杯最強の「1」から2つ左に戻して「3」とします。
リバウンドのほうが問題大きいので圧側よりも強めとします。
ネジは車載のマイナスドライバーで軽く回ります。取扱説明書にもありますが、無理な力を入れないように注意してください。あまりきつくねじ込むとネジ山をなめてしまいます。
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さっそく試乗してみましょう。
オドロキです。ものすごく乗りやすくなりました。全然別のバイクといってもいいくらい違います。
低速時のブレーキによる極端な姿勢変化が感じられなくなりました。これまで低即時にはリアブレーキのみを使っていましたが、これならフロントも使えそう。リアが使えないとき、右足を地面についてのターンの時とかに便利ですね。
低速バランスそのものが安定しました。直進性が良くなり、小回りが効く。とくに期待していなかったのでうれしいオマケです。
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それから、これはまったく期待していなかったというか、自分の腕が下手なだけだろうと思っていたコーナリングなのですが、見違えるほど車体が倒れるようになりました。
ブレーキリリースをきっかけとしたセルフステアが、「スパッ」ときまるようになったんです。恐らくノーマルは安全のために敢えてダルい設定になってるんでしょうね。セルフステアを発生させるための力をサスのリバウンドが吸収してしまっていたのだと思います。
これまで試乗したバイクと比べると、ドカティ GT1000 に近い乗り味です。
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最後にもうひとつ、高速での安定性が格段に向上しました。ノーマル状態と比べて高速走行時に感じていた不安感が感じられなくなりました。平均速度30キロくらい向上という感じです。これも期待していなかったので嬉しいです。
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今回のサスセッティングで、ZRX1200のポテンシャルの高さを知ることができました。ちょっとしたセッティングだけでこんなに生き生きとするなんて、オドロキです。
ますます好きになってしまいました。
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