神谷町 (有)高本製麺所
立ち食い蕎麦探訪 - バイクの蕎麦道
(有)高本製麺所
日比谷線・神谷町駅から御成門方向へ少し下ったところにある。
なんとなく昭和レトロなつくり。新横ラー博や三丁目の夕日みたいなテイスト。だいたいこういうのは外見だけ、ってことが多いのだが、時間がなかったのでモノは試し。製麺所っていうくらいなんだから麺は美味いだろうと期待。
いつものとおりかき揚げ蕎麦を注文。
うーん、やはり見掛けだおしだった。
肝心の麺は、蕎麦粉の配合が少ないのだろうか蕎麦の香りが感じられない、歯ざわりがボソボソ、噛むとフニャフニャした食感。
つゆは違和感あり。食後しばらくたっても口の周りがつゆ臭い店はたいてい化学調味料なのだけど、ここもそうなのだろうか。よくわからないが。
かき揚げだけは揚げたてなので美味しい。油良質。唯一の良い点。
400円
東京都港区虎ノ門3-20-3 (日祝)休
評価は1点 ☆
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ところでこのお店は昭和レトロ風なのだが、後日気がついた。神谷町・愛宕のあたりは映画「ALWAYS 三丁目の夕日」のモデルとなったところらしい。そういわれてみれば東京タワーが近くに見えるし、昔は都電も通っていた。映画で三浦友和扮するお医者さんが飲んだ帰り道で狐狸のたぐいに化かされていたが「狸穴(まみあな)」なんてそのものずばりの地名がすぐ隣にある。
神谷町には知る人ぞ知るネジの専門店・三和鋲螺さんがあるのも昔は機械関係の仕事が多かった名残だろう。今でも個人経営の小さい自動車修理工場があったりするしね。
私は麻布界隈をよくウォーキングする(最近はご無沙汰)のだが、あのあたりは起伏があって山あり谷ありで実に面白い。自然に湧いた池があったり。昭和30年代頃はまだススキの山があったにちがいない。その頃の子供(私もそうだが)にとってはワクワクするアウトドアだったはず。
神谷町・愛宕には愛宕山がそびえている。平地に忽然とあらわれた山には畏敬の念を抱かざるを得ない。東京23区内で唯一の自然の山、山岳用のトンネルも23区内ではここだけ。徳川家光公の命で86段の石段を馬で駆け上がった間垣平九郎盛澄の逸話が有名。NHKの初代ラジオ電波塔があったことでも知られていますね。私は乗馬ではなくバイクなので階段を上らずトンネルをくぐります。。
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