宮ヶ瀬ダム 一般公開 監査廊を見学
2ちゃんねるの神奈川板をながめていたら偶然発見。7月25,26日と、ダム内部の一般公開があるではないですか、しかも観光放流とセット。ダム好きとしては何があっても行かなくてはならん。
ということで日曜日、ZRXちゃんに跨って出発。11時に放流開始、なんとかなるさと余裕こいてたらものすごくギリギリ、10分前に到着。こういうときに限って初心者マークの安全ドライバーさんの後ろを延々と走らされるんだなー。俺ってそういう人生なのか、とほほ。
県立あいかわ公園の駐車場にバイクを停めてダッシュ。ダムまでのシャトルバス「愛ちゃん号」の発車に2分間に合わなかった。くそー、こうなったら走るぞー。ちなみに愛ちゃん号は機関車のかたちをしてます。下図。
走った走った。こんな走ったの久しぶり。なんとかダム下に到着。おお、雄大な全景がみえましたよ。
しばらくすると放流開始、なんとか間に合った。ダム中腹の鼻の穴のような部分から、鼻汁が大量にとめどなく放出されたような、、とでも形容できましょうか。ダム好き観客の皆さん恍惚のなか、どよめきと歓声と拍手が巻き起こる。
時間を経るにつれ水勢が増す。細かい霧状に水煙がモワモワとたちこめる。やはりこれは実物を見ないとねー。写真やビデオではこの迫力は伝わりません。
ほんとはクレストゲートの放流を見たいが、あれは洪水時の非常用なのでしかたないですね。ダム湖も水少ないし。
良いTIPSを発見。放流終了の直前にダム横のインクライン(ケーブルカー)に乗ると、放流口の真横から観戦できるのです。うーん二度満足。
ダムの天端までインクラインで登り、管理事務所で受付。
ダム脇の螺旋のような階段を10階ほど下りてダム中腹の監査廊(ダム内部)に到着。けっこう急な階段なのでお年寄りにはきつそうです。
監査廊に入ってみましょう。おおーヒンヤリ。気持ちヨカー。おそらくこれは18度くらいだろうと思います。バイク乗るようになって気温に敏感になったのだ。
さっそく見えたのが一人乗りの点検用小型モノレール。巨大施設なので点検専用の移動手段が用意されているんだ。すごい。サンダーバードや謎の円盤UFOみたいなSF劇を髣髴とさせる。
さらに監査廊を進むと「プラムライン」。ダムの上から下まで垂直にシャフトを貫通し、その中に錘をワイヤーで吊るしダム堤体のわずかな歪を観測するためのもの。0.1ミリ単位で計測しているそうです。石灰?が堆積してますね。
これは先ほど感動した放流のためのバルブ。バルブとはいっても縦横2メートルの巨大な鉄の水門。1つの穴に2つのバルブが設けられている。
帰りはインクラインではなく、無料のエレベータを使う。リフトの現在位置を示すインジケータが面白いね。
あー、すっかり堪能しました。よかったー。やっぱりダムはいいわー。
帰りはいつもの「ふれあい館」で少し休憩。本日はバイクたくさん。天気いいからねー。おっ、お隣には2008年モデルのZRX1200R、メタリックディアブロブラック、これはもしや「けんけん」さんでは!と期待したが相模ナンバーなので別人ですね。
ダム湖の水位が少し下がってるのがおわかりになるでしょうか。私はこれを見て神奈川も渇水か?と焦ったのでしたが、ダム管理棟の電光掲示板によると本日の貯水率は97%とのこと。これくらい屁でもないってことですね。よかったよかった。
ちなみに、宮ヶ瀬湖の貯水量は箱根の芦ノ湖とほぼ同じなんだそうだ。巨大なものを測るのによく「東京ドーム100杯分」とか表現するけど、あれってかえってわかりづらいよね。私だったら、「神奈川東部県民300万人への30日分の生活用水」みたいな表現のほうがピンとくるよ。
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コメント
●けんけんさん
そうですか、けんけんさんはダムの申し子ですね。これも何かの縁かもしれませんね。
投稿: ケビン | 2009年7月31日 (金) 15時59分
ダムの内部なんてなかなか見られませんよね。
父が生前、ダム建設に関わる仕事をしていたことがあったので子供の頃にやたらダムに連れて行かれました。今でもダムを見ると父を思い出します。
残念、私ではありませんでしたね。ケビンさんとはいつかどこかですれ違いそうな気がします。
投稿: けんけん | 2009年7月31日 (金) 09時57分