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2009年11月29日 (日)

サスセッティング 峠道セッティング3「攻める設定」

土曜日は良いお天気だったにもかかわらず野暮な所用のため奥多摩に行けませんでした。せっかく誘ってくれた甲斐猫さん、ごめんね(;д;)

午後だいぶ遅くなってからバイクに乗る時間ができたのだけど、もうすぐ暗くなりそうなので遠出はできないし、どうするかなー。そうだ、ピンポンと良いアイデアを思いついた。

ちょうど昨年の今頃、ZRX1200のサスセッティングをしたことは記事に書きました。これがなかなか調子よく、街乗り・峠・高速と万能でなおかつ運転姿勢が楽(前傾過ぎないので)という誠に良い設定なので、ずーっとそのまま1年乗ってたんだけど。

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どうもこのごろ物足りなく感じるようになってきた。BKスクールでスポーツ走行を訓練したのが直接のきっかけなんだけど、もう少し峠を「攻める」ようなチューニングができないものかと思案してたんです。

具体的にはこんなイメージ

課題1:楽チンな殿様ポジションだったのを改め、もう少し前傾してフロント荷重を増やし回頭性を高めたい。また、S字切り替えしなどでフロントの荷重が抜けて接地感が弱くなるのを改善したい。

課題2:フロントサスをもっと働かせて、コーナリング中にサスを縮めて車体を沈ませることで旋回時の安定性を高める。

ダンパーを固めたほうが高速走行時に安定するのはわかっているのだけど、私は高速に乗る機会が極端に少ないので考慮しないことにする。サスセッティングには割り切りが必要なようですね。

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ということで早速施工、とはいっても車載工具でネジを回すだけ。

課題1については、リアのプリロードを弱めてサスを長くし、尻上がりのポジションとすることで解決できそう。これまでの設定は最短(1段目)。

リアを上げずにフロントを下げるという手もあるけど、あまり下げると低速走行時にステアリングがグラグラ切れ込むことが前回の走行試験でわかっているので、フロントのプリロードには手をつけないこととする。

200911281247

こんな感じで3段目の高さとしました。ちなみにノーマルは2段目。リアダンパーの減衰はとりあえずそのままとする。もう少し試験走行を重ねてから判断したい。


課題2は、フロントのダンパー設定を柔らかくすることで解決できるはず。これまでの設定は圧・伸ともにほぼ最強(1段戻し)。

200911281248

200911281249

このネジを右に一杯に回したところが最強。そこから何段戻すかで設定していくのが一般的な方法らしいです。圧(下のネジ)は4段戻し、伸(上のネジ)は3段戻しとしました。写真ではよくわからないね。


ZRX1200R 「峠道セッティング3:攻める設定(初心者向け)」

プリロード圧側伸側空気圧
フロント調整後15mm4段戻し3段戻し 2.2kg
ノーマル14mm7段戻し6段戻し2.5kg
リア調整後3段目IIII 2.2kg
ノーマル2段目 II2.5kg

注:フロントは最強設定からの戻し数、リアは数字が少ないほうが固い。

参考:ZRX1200R 「峠道セッティング2:安定重視・万能設定」

プリロード圧側伸側空気圧
フロント調整後15mm1段戻し1段戻し 2.2kg
ノーマル14mm7段戻し6段戻し2.5kg
リア調整後1段目(最短 )IIII 2.2kg
ノーマル2段目 II2.5kg

ZRX1200R 「峠道セッティング4:サスを働かせる設定(経験者向け)」

プリロード圧側伸側空気圧
フロント調整後15mm全戻し全戻し 2.5kg
ノーマル14mm7段戻し6段戻し2.5kg
リア調整後3段目III2.5kg
ノーマル2段目 II2.5kg

上記記事の後、アサカワスピードさんでフロントフォークオーバーホールの際にやってもらった設定です。走っていて明らかにFサスが伸び縮みしているのがわかる。フロントをぐんと縮めて車体を倒しクリップに向かって素早く体制を立て直すという乗り方ができるようになればこっちのほうがはるかに速いし安定している。サーキット走行など経験した人であればこれくらいが快適でしょう。「全抜き」とはいってもノーマルサスペンションはそれほどグニャグニャ過ぎるわけでもないのでこれくらいでもまだしっかり感ある。高速道路では突き上げ柔らかで疲れにくいが急なハンドル操作は禁物。街乗りでは急制動のときに挙動が大きいが経験豊富なライダーなら冷静に対応できる範囲。ただし、初心者で不安な人はやめたほうがいい。また、オーリンズなんかのリプレイス品では全抜きは危なそうなのでやめたほうがいいと思う。

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走行試験

まずは一般道でのインプレ。尻上がりで前傾としたので肩が凝る。ほんの2段、わずか7mmくらい上げただけなんだけどね。まあそのうち慣れるでしょう。直線走行、渋滞路、ハードブレーキングなどいろいろ試した。ブレーキングでフロントの沈みが大きくなったが、それほど問題ではない。

急加速時の尻下がりを吸収できるのが良い。フルパワーにしてからというもの、発進加速でおもわず後ろにもっていかれるのでニーグリップと腰で耐えてたんだけどその必要がなくなった。これはうれしい。

街中の交差点ではグイッと切れ込んで旋回する感じが強くなったので街乗りが楽しくなりそう。

次いで、いつものミニ峠道(S字と90度コーナーひとつずつ、全長300m)でコーナリング走行。おお、狙いどおり。ステップワークとブレーキリリースでクイッとフロントが切れ込む。上り坂、下り坂どちらも良い感じ。

クリップ過ぎての立て直しやS字の切り替えしでフロントがフワッと浮くような感じがあったのだけど解消軽減された。これが最大の収穫。

課題1ほぼ解決かな。

ハードブレーキングでサスが沈んでいる間にグイっと倒して旋回。これもまずます狙いどおり、旋回の中心に向けてコンパクトに車体が縮むのがわかる。バンク角が深くなったが安定感はむしろ向上した感じ。外足でしっかりホールドするとリーン速度・角度が微妙にコントロールできる。これはなかなかいいです。

これまではリアに頼りすぎていたので、リーン時にスイングアームがグワングワンとしなって頼りなかったのだけど、フロントの仕事分担が増えたのでリアも少しは楽ができるのか、それほど悲鳴をあげない。

課題2もOKとしましょう。

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うーん。これは上手くいったかもしれない。これを「峠道セッティング3:攻める設定」と名づけよう。近いうちに峠道での試験走行レポートしますね。ツーリングでの肩こりだけが問題点かなあ...



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コメント

●南行さん

ほんとです。工具なしで指で回せればもう少し楽なんですけどね。

タイヤ圧もそうです。私は少し低くしてますが、高速などでは高めたいなーと思ってます。

抜くのは簡単だけど入れるのはポンプが必要ですから面倒ですよね。

セッティング2のときは、たしかに腕が痛かったです。ロングツーリングのときは夕方になるとつらいものがありました。

BMWは電動でサスペンション調整できるらしいですね。試したことないですけど。車高は停止時のみですが、減衰調整は走行中も可能らしい。たいしたもんだ。還暦過ぎたらBMW、かもね。

投稿: ケビン | 2009年11月30日 (月) 10時26分

こうした楽しみを聞くと思うのですが、走りながらアジャストできるともっと楽しめるんでしょうね。

私、走りながらタイヤ圧を自在に調整できたら便利なのにといつも思っています。

セッティング2のフロントの締め上げじゃ腕が痛くなりませんか。

投稿: 南行 | 2009年11月30日 (月) 09時30分

●RC17さん

「F柔R高」ってわかりやすくて良いですね。これから私もそのように説明しようっと。

良いアイデアありがとう!

ところでS字の切り替えしをFブレーキ引きずるの、そういえば私もたまにやってることありますが、あんまり意識して考えたことありませんでした。F柔には効果ありそうですね。やってみますよ!

投稿: ケビン | 2009年11月29日 (日) 11時15分

わぁお♪
F柔R高ってボクも同じセッティングでッス
乗車ポジションの前傾角が増すのでアイポイント上部視界が狭くなりましたが、より広いシールド視界のSHOEI-Z6にしてからご機嫌でありまッス★

あと、S字切り替えしではフロントフォークの伸びによってキャスター角が寝ちゃうからFブレーキを引きずりながらスロコンしてまッス^^;

投稿: RC17 | 2009年11月29日 (日) 09時58分

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