う~んビミョー SRチョッパー
歩道で偶然発見。なかなか良い感じに仕上がってますね。
最近どうやら何度目かのチョッパーブームのようです。
第一次は70年代、イージーライダーの頃。ピーターフォンダやデニスホッパーがかっこよかった。時計を地面に投げ捨てて「Born to be wild ~」ってステッペンウルフが頭に浮かぶね。映画の後味は悪かったけど・・・。我が国では、あの頃はホンモノのハーレーなんてお宝だったのでチョップ度はそれほど高くなかったと思う。どちらかといえばFLH&CHPSスタイルが多数派。庶民はZ400LTDかな。
第二次は90年代中頃でしょうか。レーサーレプリカやネイキッドブームが一段落したところに突如出現。アメリカから仕入れた中古のハーレーをカスタムしてギタンギタンにチョップしたやつが街にあふれたわけですよ。円高の恩恵で庶民もハーレーに乗れるようになった。青山通り(R246)あたりをショベルヘッドのチョッパーをワイルドな兄さんがお猿さんのように手を伸ばして乗ってました。しかし小泉改革の頃からか、すこしずつ姿が見えなくなって、いつのまにかすっかりビッグスクーターにとってかわりました。
一斉風靡したビッグスクーターもどうやらブーム終わりの予感。昨年後半から顕著ですが、朝のR246で圧倒的な多数派は「原二スク」。昨年まではピンクのナンバープレートが多かったが、今年になってからは黄色ナンバーが増殖中。どんどんスケールダウンするんだなあ。これぞまさに排気量のデフレですね。さすがに原付は規制多すぎなので90ccで打ち止めでしょうか。
んで、どうやら今年が第三次チョッパーブームらしいぞ(ほんとかな?)。今回の特徴は、デフレ時代にマッチして非ハーレー系のチョッパーでスリムでオシャレにって感じのようです。
素材としてはヤマハSRが最適ですな。中古ならたくさんあるもんね。同じくヤマハXS650なんかも素敵なんですが、ちょっとタマが少なすぎるかなあ。
写真のヤツもSRベースですね。よくぞここまでチョップしたもんだってくらいギタンギタンですなあ。
フレームがオイルタンクを兼ねてるところをみると、SRオリジナルのフレームをチョップしてるようですね。油温計キャップがバックボーンについてます。
シートレールを下げてリジッド風の雰囲気を出しながら短めのリアサスをさりげなく使ってる。ワイルドさにはちょいと欠けるけど実用的で良い塩梅だと思いますよ。
リジッド風に見せるためか、スイングアームも短いやつに交換してますね。ヤマハXS250あたりを流用したのではないだろうか?ホイールはよくわかりません。
やっぱり21世紀のチョッパーはユーザーフレンドリーでオシャレがコンセプトなんだな。
黒く塗装されてキレイなエンジン。こうやるとSRっぽくなくて新鮮ですね。CRキャブがアクセント。CVでもよかったとおもうけどね、このコンセプトからすると。
ということでなかなか面白いチョッパーです。新しいテイストで新鮮。
ワタシは、、、ちょっと乗らない、つーか乗っても似合わないよなたぶん。ワイルドな雰囲気が乏しいというか皆無というか。。。
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コメント
●たけさん
小学生の頃イージーライダーを見て、あまりの衝撃に呆然となったのを思い出しました。あんな結末は予想もしませんから。
まあ、そういうことはアレとして(笑
こういうこだわりのバイク乗りがいるってだけでも貴重なことですよ。
投稿: ケビン | 2010年2月13日 (土) 21時38分
●ちーさん
ほんとですよねえ。私もびっくりしました。こんなのもアリ?って感じです。
勇気あるというかブッ飛んだ(死語?)オーナーさんに敬意です(笑)
投稿: ケビン | 2010年2月13日 (土) 21時34分
あの中のジャックニコルソンって確か弁護士かなんかやってていきなり放浪して袋叩きにあったときに死んじゃったんですよね~
いやぁ、あの人のライフスタイル貫いたら社会復帰できないっすよ
それにしてもやっぱりこのバイク…お洒落さんにも見えない気がしてしょうがないっす
ハーレーとか国産アメリカン系のチョッパーは割とセンスがいいのが多くてお洒落さんになってきてるのに
でもまぁ、確かに絶滅寸前のスクーター以外のバイクに乗ってるだけでも価値はありかもっすね
投稿: たけ | 2010年2月13日 (土) 21時31分
初めて 見ましたがぁ~・・・
バイクには、見えないですねぇ~(^_^;)
タイヤの太い、自転車に見えます(笑)
投稿: ちー | 2010年2月13日 (土) 21時18分
●たけさん
昔の記憶を断ち切ったオシャレ追及なんでしょうか、きっと。
そう思えばなんとか理解できますかね。まあ、どんなカタチでもバイク乗りが存在してるだけでも心強い、ってところです。
アメリカのヒッピーの生き残りは今ではオーガニック農業なんかで生計立てながら、しっかりヒッピーやってるみたいですね。あの人たちはタフだなー。
3人めのイージーライダーといえばジャックニコルソンですけど、あの人も謎のライフスタイルと狂気の演技を貫いてるのが偉いですよね。
自分は軟弱なので、そこまでライフスタイルを貫けないなあって思っちゃいます。
投稿: ケビン | 2010年2月13日 (土) 19時49分
こんばんは~
お金かかってるのは見ればわかるけど・・・・
何でか素直にカッコいいとはいえないところがかなり微妙ですねぇ
今はSRベースのチョッパーの数も増えてるんだからもうちょっと何とかならんかったのかなぁって
イージーライダーの頃のヒッピーとかバイク乗りは田舎に行くと本当に袋叩きにあったりしてたみたいで、つい最近までは日本よりもバイクを敵視してたらしいですねぇ
あの映画は撃たれる直前のデニスホッパーが中指おったてたシーンが印象的です
投稿: たけ | 2010年2月13日 (土) 19時08分
●甲斐猫さん
わたしゃ短距離でも無理(笑。これはどこかのショップの広報車両かもね。
泥除けって大事ですよね。ないほうがカッコ良い場合もありますけど、ダートラ競技車両なんかは、どうせ泥がつまっちゃうから最初から外してあるのかな?
リアフェンダーも、つい外しますけど、ストップランプやウィンカーのあたりが泥だらけになってます。
ドイツ仕様がリアフェンダー長いのは後続車両への水はね防止のためなのかしらね。
流行ってのは、あるときを境にガラッと変わりますね。恐ろしいくらい。
いまの原二スクーターブームもいずれ終焉するんでしょうけど、そのときにはバイクそのものが息絶えてるような気がしてなりません。
投稿: ケビン | 2010年2月13日 (土) 14時28分
長距離は無理そうですね(笑)
泥よけがないってのは…ワタシは無理だな。
しかし、カワサキは得してると思います。
ホンダだったら糾弾されるアラも「カワサキらしい、味がある」で許される立ち位置ですからね。
それに甘んじると70〜80年代のHDみたくなっちゃって困るけど、そういうことは無さそうだしね。
しかし、流行の変遷は幹線道路を定点観測してると見えてきますね。
投稿: 甲斐猫 | 2010年2月13日 (土) 13時23分
●みなさん
はじめまして、コメントありがとうございます。私も昔はヤマハ車に乗ってましたけど、モノサスでしたので荷物スペースはそれほどでなかったので残念です。
カワサキ車もZRXだと2本サスなんで荷室広いんですよ!
でも、ポーチのほうがなにかと便利そうですね。
投稿: ケビン | 2010年2月13日 (土) 11時36分
テーマに惹かれてランキングからお邪魔しました(*'-')昔は荷室が広いヤマハ愛用者だったんですが、ここ数年はシンプルなフォルムに惹かれてカワサキに。私もワイルドが似合わないため・・・ジャンパーに小型ポーチをつけて走り回ってます(^_^;)
投稿: みな | 2010年2月13日 (土) 10時16分