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2010年4月 6日 (火)

桜木町 川村屋

立ち食い蕎麦探訪 - バイクの蕎麦道

川村屋

JR根岸線・桜木町駅構内、改札外

KIOSK風の売店が併設されている、一風変わった立ち食いそば屋。青汁が名物のようだ。牛乳を立ち飲みするおじさんとかよく見かけます。

■蕎麦、茹でめん。色黒。駅そばにしては蕎麦粉の比率が多いようでしっかり蕎麦の香りがする。なかなか良い茹でめん。コシはないがやや固め。
■つゆ、丼に鼻を近づけると本鰹節のいい香りがプーンとただよう。飲むと酸味とコクのある鯖節系の味。濃厚というほどではないか良いダシです。おいしい。しょっぱめ。
■かき揚げ、揚げ置き。コロモ多し。まあまあ。

駅構内の店としてはかなりレベル高いです。ネットで酷評されることがあったので発奮したのだろうか、頑張ってください。

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おばちゃん3人でやってる。

kawamuraya

360円

神奈川県横浜市中区桜木町1丁目 無休

評価は2点 ☆☆

詳細地図を表示

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桜木町駅の東、R16、紅葉坂。神戸や函館のようなダラダラした直線坂道の光景。横浜っぽくなくて気に入ってる。この急坂を登ると掃部山(かもんやま)公園。井伊掃部守直弼ゆかりの土地。

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冷やしあじ天そば

桜木町といえば川村屋さんです。ここの温かいそばはダシが香ってうまいですが、今日は暑いので冷やしでいこう。。

残念なことに冷やしたぬきそばがメニューにない。なのでちょっと贅沢。冷やしあじ天そばを食べてみます。

ダシのよく効いたキンキンと冷たい濃いつゆ。かみごたえある黒っぽい細めのそば。そば・つゆともにハードで濃いです。ふっくら太ったあじ天がうまいわ。ふんわりとしてそばと合う。小ぶりなんだけどプリッと太ってしかも脂気が少なくて、夏の粋な味わいです。

天ぷらは揚げ置きなんですが、この店では、冷やしにもかかわらず天ぷらをいったん熱いつゆで浸してから供してくれる。なのでふんわり柔らかい。

冷めてカチンカチンになった天ぷらを冷めたいそばに乗せるた場合「わたしまったく赤の他人です」みたいなそぶりになっちゃって、最後までまったくそばに馴染んでくれないってことよくありますよね。そのてんこのお店はえらい。こういう一手間が嬉しいなあ、料理ってやっぱり愛情だなあと感じます。

刻み海苔が乗るのがここんちの特徴。

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こういう由来があったんですね。壁に貼ってありました。これ以外にも、ブロガーの声みたいなのも貼ってある。ネットの口コミを意識する駅そば、とても珍しい。たいてい、駅そばってのはそんなこと考えないものです。悪く言えば立地にあぐらをかいているもんです。立派な心がけだと思う。

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460円

評価は3点 ☆☆☆


きす天そば

桜木町駅が初代横浜駅だった頃から営業している。立ち食いそば屋となったのは随分と後のことではあるが。

駅舎改修で少し位置が移動して改札の横となった。お洒落で明るい雰囲気。女性や年配のお客が多いところを見ると改修は大成功だったようだ。

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キス天は立ち食いそば屋では珍しいが、ここではアジ天と並んで名物となっている。横浜の海辺のイメージにはシロギスはとてもよく合う。本牧の海釣り突堤で糸を垂れればきっとシロギスたくさん釣れるんじゃないだろうか。

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国際都市らしく英語のメニュー表記。これ読むとなかなかうまい文章なのだ。そばかうどんを注文時にお伝えください、のところの英語感とてもいい。

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改札横に位置する。

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改修で二方向に開け、外でも食べられるようになった。立って食べるはヨコハマ流。

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410円

評価は3点 ☆☆☆


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コメント

●X100さん

情報ありがとうございます。
久しぶりに鯵天そば食べたくなりました!

投稿: ケビン | 2014年8月 1日 (金) 11時25分

今まで店舗があった場所が観光案内所になり、南口改札(新たに北口が出来てました)を出て右手に移転していました。

投稿: X100 | 2014年7月31日 (木) 23時45分

●sobaさん

あーなるほど、そういうことですか!思わず幕末からの由緒を期待したくなるところですね。

生麦、品川あたりは幕末のゆかりを探したくなる土地ですね~

投稿: ケビン | 2010年4月 6日 (火) 20時17分

検索すると 坂本龍馬からみで 明治にここで川村さんとかというひとが弁当をはじめ人気になったとでてきます
それで店の方に聞いたわけです

で意外な話で残念とあいなりまして

投稿: soba | 2010年4月 6日 (火) 19時49分

●sobaさん

なるほど、ここは居抜き代替わりなのかもしれないんですね!うー、知りませんでした。

さすがsobaさん。詳しいなあ。脱帽。

英語メニューありましたね。「きつね」がてっきり"Fox"かと思ったら、"Fried Bean Curd" なんて、あー知らなかったーって勉強になりました(笑

投稿: ケビン | 2010年4月 6日 (火) 15時58分

深い話題になってきましたね
こちらは、以前は関内の中小企業センターの中にあったそうです
もともとはお弁当屋さんで、
こちらが店を閉めるとしり、移転したそうです

もとは川村屋という名前ではなかったそうです

もともとここは川村屋だったので
その屋号のままにしたのかもしれません
そのあたりまでは調べられませんでした

あとここは英語のメニューがありますね
あれユニーク

投稿: soba | 2010年4月 6日 (火) 15時50分

●カツ丼さん

ダシの味わいって、立ち食いでないとわからないというか、普通の蕎麦屋ではしっかりダシとってますから慣れちゃいますよね。

立ち食いを意識すると、いかにダシがコスト要因なのかってのがよくわかりますねー。

投稿: ケビン | 2010年4月 6日 (火) 15時42分

かつて東横線の終点が桜木町だった頃を思い出す店です。

私もこの間数年ぶりに食べましたが、つゆの美味しさに驚愕しました。
私にとっても、立ち食いそばファンを自覚するようになって再発見したお店です。

アジ天やキス天など立ち食いには珍しいタネも目立ちますが、私は『とりそば』一択です(笑)

投稿: カツ丼 | 2010年4月 6日 (火) 15時03分

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