渋谷駅 本家しぶそば
立ち食い蕎麦探訪 - バイクの蕎麦道
本家しぶそば
JR山手線・渋谷駅構内、東口井の頭線連絡通路側、東急東横店2F
東急電鉄のグループ企業が経営。JR改札のすぐ近くにある。立地抜群。
入り口レジで注文・支払、椅子席で待っていると持ってきてくれる。
レジ店員さんが「ひやかき~」などと詠うように注文を復唱する。
神田藪の流儀を真似たのだろうか。
■蕎麦、生めん茹で置き。歯ごたえあり。香り弱い。
■つゆ、だらとしまりのない甘さ。カエシあっさりめ。
■かき揚げ、巨大な粉モノ。揚げたお好み焼き。具材の紅生姜は最初はさっぱり感じるが後で胃にもたれる。油は良質。
なぜか渋谷駅と長津田駅はつゆが甘い、かつ天ぷらがもたれる。渋谷は長津田よりさらに劣る。二子玉川や菊名は素晴らしく美味しいんだけどなあ。チェーン内に派閥があるんでしょうか?
量やや多め。
450円。やや高いが量が多めなのでしかたないところか。
東京都渋谷区渋谷2-24-1東急百貨店東横店西館2F内 無休
評価は2点 ☆☆
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井の頭線の連絡通路には巨大な壁画が飾られている。岡本太郎画伯の幻の超大作であったが、数年前にメキシコで発見され返還されたもの。井の頭線渋谷駅の再開発にともなってこの地に展示されることとなった。
これは顔料(いわゆるペンキ)で描かれたものだそうです。私は絵画についてはまったくの門外漢ですが、これだけの巨大な平面を構成できる想像力には脱帽です。やっぱり頭のなかがバクハツしてないとこれほどのエネルギーは生まれないだろうなあ。
あしたば天そば
ちょうど茹でたてのタイミングにあたったそばが絶妙のうまさであった。薄茶色で茸様香りとコシのある長めのそば。量がやや多めなので値段にみあっている。つはダシよくあっさり目のやや甘い上品なものでそばとバランス良いです。天ぷらが良い。揚げおき時間の関係もあるのだろうが、以前食べた時よりもしつこさがなくて、さっぱりと頂けた。渋谷本店も本領発揮ですね。
あしたば天、すごくいい!次回も渋谷ではこれ食いたい。
480円
評価は3点 ☆☆☆
冷やしびり辛ねぎそば
しぶそばの名物。なっとくのうまさ。
ピリ辛ネギが食欲を増進させるのか、怒濤のごとく食べ終わってしまう。
似たようなものは他店にもあるのだが、ここのはちょっと違う。ピリ辛ラー油をネギに和えるのだが、そばとつゆにはそれほどかかっていない。おかげで蕎麦の風味が損なわれることがない。ここが名物たる所以でしょう。
500円
評価は3点 ☆☆☆
とろろめかぶそば
略して「メカトロそば」by マハロ菊地さん。
つるつると噛まずに飲み込めるものばかりで、食欲ないときにちょうどよいです。
この手のものは、水っぽくなりがちなんですが、しぶそばのは水切りよく、つゆとそばがよく馴染み、かつネギが新鮮。とても良い丁寧な仕事。
階段のぼってすぐのところ。
評価は2点 ☆☆
ピリ辛ねぎそば(温)
これうまいです、ほんとに。飲んだあとにちょっと食べるときにもすごくいい。
ネギと鳥ハム(?)をラー油ベースで和えたタネをそばのうえに乗せただけの簡単料理。シンプルだけどうまい。きっとコストも安いだろう。お店もお客もうれしい、そういうのが「名物」の所以なのですね。
評価は3点 ☆☆☆
大しいたけそば
しぶそば各店には「季節のかき揚げ」として旬の食材をつかったかき揚げがあってこれがなかなかうまう。栗とかクワイとか、そば屋ではあんまり使わない変わった味わいで楽しい。また、渋谷駅の本家しぶそばだけは季節のかき揚げとは異なる独自の季節メニューがある。
きのこ好きなので「大しいたけ」との名前にぐいと引きつけられた。ぱっと見には大ぶりな丼(これも本家専用)と比較してさほど大きそうにない。これがほんとに大しいたけかと思いきや。
裏返してみたらすごかった。ほんとに大きい。巨大といってもいい。ずしりと重く箸でつまんでも落としてしまう。三度目のトライで写真撮影成功した。重いだけあってぎっしり肉厚でジューシー、あつあつふがふがジュワーとくる。これはたまらんキノコ好きも納得。
茹でたて生そばとマイルドつゆの安定したうまさ。量やや多め。
500円
評価は3点 ☆☆☆
冷やしピリ辛ねぎそば
名作そば、ラー油・そばつゆ・ネギの鉄板レシピ。そばの量やや多めなのがうれしい。
評価は3点 ☆☆☆
きつねそば
きつねはどうも蕎麦には向かないタネなのだ、圧倒的にうどんに合う。でもたまには蕎麦でもきつねが食べたくなるのはきっときつねという名前が好きだからなんじゃないだろうか。
甘く煮た揚げは東京の濃い立ち食いそばつゆにはいまひとつマッチしない、どちらかといえばうどん風のつゆが合う。この店のようなだしの利いたそれほどしょっぱくない上品めのつゆにはちょうどよい。
440円
評価は3点 ☆☆☆
C&Cカレーそば
C&Cカレーとしぶそば、京王電鉄と東急電鉄、夢のコラボ!(というほど大げさなものでもないですが)。わたしはC&Cカレーよく食べる。カレーチェーンの中では好きな方だ。野菜とチャツネだろうかじわっとした甘みをベースに、ピリッとくるスパイシーさのバランスがとてもよい。
個人的な話題で恐縮なのだが、わたしはあんまりカレーそば食べないほうだ。理由はとくにたいしたことじゃないのだけど、カレーは蕎麦の香りを消してしまうところ、そばつゆに薄まって本来の風味が弱くなること、それとこれが重要だがそばつゆとともに完飲みするのは塩分制限の観点からはばかれてせっかくのカレーを残してしまわざるを得ない。そういったところから、カレーはもっぱらライスかナンで食べるものと決めている。かつての政吉のように追加ご飯で食べるという手もあって、あれは上記のピンチをチャンスに変えるとても素晴らしい手法なのであるが、それではカロリーとりすぎなのが悩みだ。
ところでこの一杯であるが結論からするととても良い。しぶそばのそばは表面の粗さがカレーとの馴染みよい、うまく絡んでくれる。ソースもいい具合だ、C&Cでいったら「中辛」であろうか。そばつゆとカレーの相性抜群で、つゆと混ざったカレーはいわば薄まった状態ではあるのだが本来のスパイシーさを失うことなくしっかり存在を主張する。なのでつゆを一気に完飲してしまう勢いがある。そう、この「勢い」が必須なのだな。最後の一滴まで勢いを持続させるカレーそばであれば私はぜんぜんオッケーなのだ。そういうカレーそばに巡り合えて幸せを感じる。
530円
評価は3点 ☆☆☆
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コメント
●iwc7daysさん
なるほどなるほど(笑)
間違った検索結果も楽しいものですよね。
私もついつい脇道にそれていって戻れなくなることよくあります。
バイクはダイエットに最適ですけど、食べ過ぎちゃうとあんまり効果ないですからご注意あれ。
神奈川ならばあちこち面白いツーリングルートありますよ〜
ぜひこれからも遊びにきてください。
投稿: ケビン | 2010年5月 8日 (土) 06時47分
こんばんわ~ ん おはよーございます。
なんか無性に夜食でソバ食べたくなりました!!!!!
この時間ではダイエットの的ですね
ダイエットしながら楽しめるバイクにリターンしたというのにバイクに乗り出したらご飯がおいしくて!!
私がここにたどり着いた原因がわかりました! 亀戸 愛知
というフレーズがあり勝手に愛知県で同年代でガッツカワサキ乗ってる人がいるんだ! こりゃツーリング一緒に連れてってもらおうという魂胆でした。 お気に入りに入れてなかったからどこだかわからなくなってしまって(年ですね・・・・)
そんなんでまたチョクチョク寄らせていただきます_(._.)_
投稿: iwc7days | 2010年5月 8日 (土) 04時13分
●なつきさん
渋谷と長津田が本家元祖守旧派で
菊名、二子玉が革命軍ですかね
蒲田は独立愚連隊かな(表現古すぎ)
菊名は美しき革命戦士かも
投稿: ケビン | 2010年5月 7日 (金) 10時25分
●カツ丼さん
なるほど「あしたばせいろ」ですか。
それは耳寄りな情報ありがとうございます。
暑くなってきたので美味しそう!
ヽ(´▽`)/
投稿: ケビン | 2010年5月 7日 (金) 10時23分
●あひる仮面さん
この人の作品は印刷物で目にすることが多いので
ついつい誤解されてしまうんでしょうね。
実物はものすごい迫力なんですよね〜
見なければわからないんだなあ。
投稿: ケビン | 2010年5月 7日 (金) 10時22分
渋谷だと温そばはダメだという評判みたい。
この文読んじゃうと、かき揚げも頼めない…。
あ、菊名行かなきゃ!
投稿: なつき | 2010年5月 7日 (金) 10時17分
ここは冷し、それも本家限定メニューの『あしたばせいろ』がオススメです。
温かいそばのつゆが何故?と感じるほどキリッとしたつゆ、クリスピーなあしたば天が味わえます。
投稿: カツ丼 | 2010年5月 7日 (金) 08時30分
ぼくも先日眼福にあずかりました。
現代美術館なんかでも展示してたんですが
やはり、この広さがあってこその作品って気がします。
天才ってのはこういう人のことを言うんでしょうねえ
すばらしいいいいいいいいいいいい
投稿: あひる仮面 | 2010年5月 7日 (金) 07時49分