立ち食い蕎麦探訪 - バイクの蕎麦道
政吉そば
JR・四谷駅ちかく、しんみち通り
残念ながら、2013/9、閉店しましたが、運営主体を交替して2014/1月再開しました。旧記事は当時のものです。
四谷はどちらかといえば「こじゃれた」街の印象が強く実際のところそうなのだが、我々サラリーマンにとってはこじゃれた昼飯は不要なのだ。そういう人たちに絶大な人気を誇るのが「四谷しんみち通り」飲食街。毎日昼時には近在のサラリーマンが怒涛のように押しかける。
JR四谷駅出口から200メートルくらいの小さい路地に安い飲食店が軒を連ねている。上智大学のハイソなイメージとはガラッと異なった「おやぢの天国」。600円食べ放題の和定食バイキングとか、けっこう面白い店がある。
政吉そばは雑誌や新聞でもたびたび記事になる有名店で、店内には記事の切り抜きがたくさん貼ってある。もちろん近隣サラリーマンにとっては最重要なランチスポットのひとつなわけです。
■蕎麦、生めん茹で置き。6:4の配合。香りよし。茹で加減やわらかめ。
■つゆ、ダシよし、醤油やや強いがマイルド。
■かき揚げ、揚げ置き。ややコロモが厚い感じだけど悪くない。
とてもバランス良くておいしい。とくにそばが良い。蕎麦粉6割は脅威!並々ならぬ意気込みが感じられます。
自慢は「小海老てんぷらそば」
「冷やしカレーつけそば」が絶品とのこと。ごはんがついてくるのでカレーおじやみたいにして食べるとうまいらしい。
麺は長野にある製麺所から毎日輸送しているらしいです。
四谷なのでちょっとこじゃれてテラスで食べることもできますよ。女性にはいいかも。
390円
東京都新宿区四谷1-8 (土日祝)休
評価は3点 ☆☆☆
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しんみち通りには、私の好きな味噌ラーメン屋「こもり」もある。
いいところです。毎日でもOK。
ZRXちゃんがどこにいるかわかったでしょうか。
小海老つけ天冷やしそば 480円。
当店オリジナル超有名な一品。
毎日信州からとりよせる生そばはコシと香りあり。
蕎麦粉6割使用は立ち食いそば界の最高峰。
鰹ダシの香る温かいつけつゆに小海老の天ぷら6つ。
つゆには化学調味料使わない。えらいです。
コクのあるそば湯をいただくと、ああ身も心も大満足。
立って食べる至福のひととき。
ありがとう政吉、愛してます。
480円
評価は3点 ☆☆☆
ここはいつもウマいですね。安定してます。大好きなお店のひとつ。
小エビの天ぷらそば、プリプリした小エビがたくさん入っている。ちょっとした贅沢気分。
牛すきそば
薄切り牛肉をすき焼き風に甘しょっぱく煮たものを温かいそばにどっさりと乗せた一品。政吉そばならではの満足メニュー。これうまいよねえ。評判よいのも納得の名作。
信州の生そばとダシのよいつゆ、そこに甘辛い牛肉がアクセントとなって飽きることのない味に仕上がった。
同じく牛すきの冷やしもあります。
政吉そばといえば路麺大帝の姿あり。オープンテラスに陣取り眼光鋭く路麺を語る。本日の話題は東京最古の立ち食いそば。戦争による断絶の歴史をひもとく。
イナサワの麺を使用。
路麺大帝、しゃべり疲れて帰る背中に哀愁が漂う。さらば、またいずこの立ち食いそばやで再開を願う。
450円
評価は3点 ☆☆☆
いつも安定したグンバツのうまさ。ピシッとした信州そばと深みあるダシのつゆ。完璧すねえ。
どなたにもおすすめできるうまさ。
店内は完全立ち食いですが、外にテラス席あり。テーブル2つ。
390円
評価は3点 ☆☆☆
牛すきつけそば
ここはいつもウマいですね。安定してます。大好きなお店のひとつ。
小エビの天ぷらそば、プリプリした小エビがたくさん入っている。ちょっとした贅沢気分。
いか天そば
政吉は、信州からとりよせるそばはもちろんうまいが、つゆがまた素晴らしい。深みのあるカエシがだしと相まって奥深い味わいを堪能させてくれます。
いか天は、とくに特筆するものではないですが、さくっと噛み切り易くたべやすいのがいいですね。味も悪くないです。
新宿通り側に、このような表示があります。
四ッ谷駅のこの空き地、何かに使えないものだろうかといつも思う。屋外コンサートなんか催したらきっと楽しいんじゃないだろうか。
390円
冷やしカレーつけそば
かけつゆのカレーそばではなく、カレーのつけ汁で冷たいそばをいただくもの。それだけの説明であればなんだそうかと一件落着しそうなところであるが、そうはいかないのが政吉そばの真骨頂だ。
そばはいつもながらの信州生そば茹で立て。つけ汁の器には、あまりカレーらしくない色をしたつゆ。
そばを啜るとまずはスパイスの強烈な風味、一般的なカレーそばの水準からかけ離れた鮮烈さだ。しかし面白いのはそこからで、ふたくちみくちと食べ進むにつれ、あれほどの香味は舌に慣れ、むしろカエシの醤油味が前面に出てくるようになるや「ああ、やはりこれはそばだ」といつしか実感するようになる。
そばがカレーまみれの味になるのをよしとしない私は、カレーそば、じつはあまり食べないのであるが、これは違う。明らかにそばだ。そばを食うためにそば屋に来たことを、何を食おうか悩んでいた数十分まえの自分の行動の動機を追認させてくれるのだ。
牛肉あり。ちなみにこちらでは牛すきそばもうまい、良い肉を使っているのでさっぱりと肉の旨味をいただくことができる。
そして、ここからが第二幕、ご飯投入の儀である。お盆のすみに添えられた半ライス、そば好きな読者であれば、そばにご飯は不要だよなと思うでしょう。かくいうわたしもそうでした。しかし、政吉さんの流儀にしたがってみる。そばを食い終えるや、残ったカレーつけ汁にご飯をジャポンと投入。がんばれジャポン。
絶妙な形状の塗りレンゲでひとくち頂いて驚く「ああ、これはカレーだよ」。あれほど醤油味のそばだそばだと力説していたのもつかの間。ご飯とともにいただくこれは明らかにカレーなのだ。醤油味のきいたカレーライスなのである。さきほどまでのそば懐古の心情を容赦なく打ちのめすかのようにカレーライスを夢中で食べる。カレー汁を残すことなく平らげるのは気持ちよい。
素直に参りました。降参です。そばが相方のときはそばなりに、ご飯を合わせればカレーライスに、そばつゆとカレーの二面性をもつつけ汁。ご飯の存在意義も十分に納得いたしました。危ういほど微妙なバランスのうえになりたつレシピ。これ以上カレーを減らしたらカレーじゃなくなる寸前での配合の妙、流石であります。よくぞここまで研究した。これぞ名品。おそれいった次第です。
500円
評価は3点 ☆☆☆
かき揚げそば
5時ちょっと前の閉めるまぎわにお邪魔した。天ぷらはほとんど売り切れとのことで、ひとつだけ残っていたかき揚げをお願いした。
そろそろ仕舞いだというのに、ダシの香りとコクのフレッシュ感ただようつゆ。立派な仕事だなあと、しみじみ感じ入って頂いた。
ちょうど私の次でカンバンだった。今日もありがとう政吉そば。
評価は3点 ☆☆☆
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