立ち食い蕎麦探訪 - バイクの蕎麦道
山吹・鶴巻町
東西線・早稲田駅、徒歩7分
早稲田大学正門から東へちょっと行ったところ、鶴巻町東交差点の角にある。
2011/02 開店。山吹町の店はとても評判の良いお店なのでこちら店にも期待が高まる。
追記:山吹町の支店ではなく、独立したお店とのことです。
山吹さんはカレー南蛮そばで有名。二号店も、お店に入るとスパイシーなカレーの良い香りがたちこめて思わず額に汗がにじみ出る。カレー南蛮食いたいが、初回なのでスタンダードなかき揚げそばをいただくことにしましょう。
■蕎麦、生めん茹でたて、注文受けてから茹でる。黒っぽくて細い。やや固めでシャキリとしたコシあっておいしいです。
■つゆ、ダシとてもよい。コクと深みのある良いダシ。やや濃いめのカエシが固めの蕎麦とバランス良いです。
■かき揚げ、揚げ置き、タマネギがぎっしりとつまっていてコロモ薄めでよくあがりヘナとして私の好みのタイプ。箸で少しずつ崩せるので食べやすくていいんだなあ〜。大好き。
これはなかなかすばらしいです。開店早々このクオリティ、たいしたものだと思う。
「そばは、おそらく南多摩のナカニシ製麺ではなかろうか。まちがってたらごめん。」と書きましたが、やはり間違ってました、えへへ。あひる仮面さんご指摘の岩崎製麺が正解。
町名を「弦巻」と書いてしまいましたが、これも間違い。うへへへ。a-cchanさんから速攻でご指摘いただきました。ありがとう〜

男性店長さんと、男女1名ずつの店員さん。
なるべく空いた時間を狙って午後2時ころに訪問したのだけど、とても繁盛で混雑してました。まだまだオペレーションがうまく働いてないようで、店長さんは獅子奮迅の働き。いや、ほんとにお気の毒なくらい忙しそう。これからまだ夜まで働くんでしょうけど、倒れないでね。

もうちょっとしたら営業もこなれてくると思うので、その頃にカレー南蛮食べに来ますね。

370円
東京都新宿区早稲田鶴巻町556-41 (日祝)休 11:00-20:00
評価は3点 ☆☆☆
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冷やし肉そば
きりりとした茹でたて蕎麦、味わい深いかけつゆ、肉と山菜、ワカメ。超絶、失禁ものの旨さ。盛り付けも美しい。
立ち食いそばの傑作だと思います。

蕎麦も量、わりと多めでうれしい。一気に食尽してしまう。

リフト写真、かなり食べてしまった後ですみません。

丼物セットも豊富。まかない丼が目をひきます。鶏からあげの乗った丼らしいが未食。

椅子席のみ、シンプルで清潔な店内。女性も気軽に入れる雰囲気。

鶴巻町東の交差点角にあってわかりやすい。

480円
評価は3点 ☆☆☆
しいたけそば
肉厚の椎茸を薄しょっぱ目に煮込んだもの。つゆの鰹昆布と椎茸が渾然一体となった、まさに出汁ワールド。出汁を純粋に楽しみたい人にはたまらない一杯。
ちょっと小腹を満たすのに最適ではないでしょうか。おやつとはいっても、天ぷらそばだと重いし、かといってかけそばだともの足りない。そういったときにはこれだよ。

そばよし、つゆよし。清潔なお店もいいですね。大満足。

キノコに詳しいsue__meさんによれば、
「昆布の旨味はグルタミン酸、カツオの旨みはイノシン酸、椎茸はグアニル酸っていう核酸成分の一種です。これだけ多彩な旨みを味わえる日本人に生まれて良かった!」
なるほど~。そういうのを知るとうまさも倍増です。



370円
評価は3点 ☆☆☆
山菜そば
山菜そばてのは、なかなか食べないもののひとつですね。メニューにある店も多いのだけど、めったに食べたことがない。おそらく皆さんもそうだと思う。
山菜が好き嫌いというよりも、基本的に難しい食材なのだよね。とくに保存食品の山菜はアク抜きの匂いがきつくて、そばやダシの香りをだいなしにしてしまうことすらあるので、私にとっては山菜そばを頼むのはものすごくバクチに近いものがある。はたしてこの店はアタリだろうかハズレだろうか。。。なんて考えるのも面倒なので、結局は注文しないです。だれか事前に調査してくれないかな、なんてね。
ところでここんち、山吹さんは安心。なぜかというとあひる仮面さんのOKが出てるからなのだ。やはり頼りになるのは達人情報であります。

山菜の前処理もさることながら、つゆがしっかりしていないとまたうまくならないもので、へにゃへにゃしたチカラの弱いつゆでは山菜に負けてしまう。山吹は深みのあるカエシと鰹の香る力強いつゆが見事に山菜とマッチする。

山吹か瓢箪だな山菜そばは。その他では食いたくないと思えるうまさである。

大田道灌の有名なエピソード「七重八重花は咲けども山吹の、実の一つだに無きぞ悲しき」の舞台である山吹の里というのは、ちょうどこの近辺。面影橋から江戸川橋あたりまでの一帯をさすとのことです。
370円
評価は3点 ☆☆☆
冷やしたぬきそば
こちらの冷やしものは長円の器がオシャレなハイカラ風。かけつゆは徳利で供される。
山吹といえば椎茸ですね。椎茸だけをタネにした「椎茸そば」があるくらいだし。
蕎麦粉5割の「同割蕎麦」。冷やしは気持ち固めにピシッと茹でられ美しく流れるように盛りつけられた様は、立ち食い蕎麦屋の中でも群を抜いた美しさ。

とくに説明の必要もないくらい。蕎麦、つゆ、たね、盛りつけ、そして値段、すべてにおいて完璧な一杯であります。

セットもの、丼ものが豊富。カツカレーは絶品。

早大正門から東へ一直線に行ったところ、鶴巻町東交差点の角にある。

400円
評価は3点 ☆☆☆
肉そば
うまいすね。文句なしです。細めの生そばとダシよし深い味わいつゆという、どちらかといえば上品な組み合わせなのだが、ワイルド系タネであるはずの肉にもいける。肉の脂やや少なめなのが良いのかな。甘辛いつゆてのが肉そばの常套手段なんですが、ここのはまた別系統の肉世界。生めん系肉そばのスタンダードといえる。

たっぷりのわかめが心地よいアクセント。

山吹いいなあ、このごろはもっぱら鶴巻町ばかり。

400円
評価は3点 ☆☆☆
カツカレーセット
カレーセットを食べてみた。
山吹のカレーのうまさは、カレー南蛮そばでよく知ってるので、きっとカレーライスもうまいだろうと、盲目的に信頼しておりまして、とくに食べなくてもと。ライスはどうも胃に溜まるので。
だが、カツはどうしても食いたかった。カツだけをそばに乗せたカツそばがあれば躊躇することなく注文するのだがあいにくレギュラーメニューにはなさそうなので。カレーライス。

やはり想像したとおりのうまさ。スパイシーで味わい深いカレー。脂肪少なめでサクッとした、私好みのカツ。いくらでも食いたいうまさ。

カツ乗せ、注文してみようかな。

600円
評価は3点 ☆☆☆
冷やししいたけそば
相変わらずのうまさはあるが、さらにこれはとびきりうまかった。
薄めの味で煮付けた肉厚しいたけ。しいたけがそばに合うのはもちろんだが、よく見かける薄くスライスしたものではなく、ゴロっとワイルドなやつ。噛みしめると内側から旨味の汁がジュルリ、ジュワーとしみでてくる。そして肉厚の噛みごたえ。
さらにもうひとつ、山菜。これがまたいい。ちょっとした脇役にしか見えないがそんなことはない。まずあたりまえだが、味がいい。よくある山菜は酸っぱすぎて、味のないねばる繊維質、くらいにしか思えないものだが、ここのは違う。強い酸味は感じられず、山菜ならではの微妙な甘み、ほろ渋さを堪能することができる。

茹で立てなまそば、柔らかめのぶっかけつゆとのバランス、相変わらずの見事さ。

450円
評価は3点 ☆☆☆
冷やしとろろそば
とろろがたっぷりの乗せられて大満足。小徳利のつゆを少しずつかけていただく。トロロの風味が鼻孔に抜ける。生めんとトロロがよくからみうまい。

付け合わせの山菜がまたトロロによく合う。とてもよくできた一杯。文句無しのうまさ。

500円
評価は3点 ☆☆☆
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