中延 六文そば げそ天そば
立ち食い蕎麦探訪 - バイクの蕎麦道
六文そば
東急大井町線・中延駅前
中延駅を出て右に曲がった角。
■蕎麦、茹でめん。柔らかめ。
■つゆ、ダシよし。宗田と鯖のコクと酸味あり。カエシ濃いめ、やや甘め。ガツンとくる六文ならではの濃さ。こういうの大好き。
■いかげそ天、みごとにぶ厚く揚がった天ぷら。ちょっと焦げた香ばしさ。げそがゴロンゴロンとたくさんはいって食べごたえあり。おいしいです。
六文の中でもヘビー級。
いかげそ天が美味しいです。子供の頃、縁日で食べたイカ焼き、タコ焼き、お好み焼きなどの「子供のごちそう」の味なんですね。これが。こういうの食べると童心に帰るなあ。
おばちゃん二人でやってる。
390円
東京都品川区中延4-6-18 無休
評価は2点 ☆☆
冷やしげそ天そば
下町に多い六文そばですが、お江戸を遠く離れた中延になぜか1件だけある。六文最西端の記念すべき店です。あんまり西にあるので他の六文は常連でも中延だけ食べたことない、なんて人もいます。
六文のなかでは間違いなくヘビー級。西の正横綱。甘辛いガツンつゆとカリカリのゲソ天プラがここの看板メニュー。
冷やしげそ天そば
■蕎麦、茹でめん、灰色っぽくてやや中太。四角い断面。わりと固め。冷やしにはもうちょっと柔らかいか細いほうが馴染みやすいかなあと思う。
■つゆ、ダシよし、六文ならではの甘辛く濃いカエシ。粗切り鷹の爪を入れるとこれがまたうまい。二日酔いの朝飯には最高です。
■げそ天、揚げ置き、細切れのゲソをふんだんにつかった贅沢な一品。ちょっと焦げ目にカリッと揚がったところがまたうまい。
これぞ正統派「オトナの駄菓子・飛んで夏しました」です。
このカウンターが良いんだ。ここの隙間からドンブリを出してくれる。おかねを渡すのもこの隙間経由なわけです。六文はこのかたちが多いです。
たまにはアップで撮影してみますね。
ひときわ目立つ黄色い看板。この店は客層が面白い。ロックな人やハーレー乗りなんかのワイルド系の人をよく見かける。この日はトッドラングレンというか、イギーポップみたいなお客さんあり。ゴツくて細長いアゴ、むきむき筋肉にサラサラ長髪〜
390円
評価は3店 ☆☆☆
冷やし茄子天そば
練り立てワサビの辛みと粗微塵鷹の爪の刺激がガツンのつゆとあいまって、むせ返るほどうまいです。鼻からそばが一本出ちゃいそう。
茄子がジューシーなのよ、濃いつゆにジャブンと浸してワサビを塗りたくって食うと、これがうまいのなんのって。。。
ちょっと固めの茹でめんが冷やしつゆに合いますね。冷やしとの相性では、いとう@東神田よりこっちが上だな。
おばちゃん3人でまわしてました。
日曜も朝からやってるのがうれしいです。
この店は客層が面白い。この日は、目の覚めるような若くて美人の尾根遺産が私の隣で「山菜そば」を召し上がってらっしゃいました。盗撮してませんので残念ね。
決してLM2さんが中身に入った偽十文字屋ちゃんではありません。
370円
無休、06:00-
評価は3点 ☆☆☆
ごぼう天そば
黄色系「西の横綱」中延六文。定番のげそ天ではなくごぼう天をいってみる。
やや太めに割りばしくらいに割いたごぼうと、同じくらいの太さのニンジンを混ぜてかき揚げにしたもの。こんもりと揚がった姿がいかにもゴボウらしく、とげとげして男らしい。
ゴボウ天にはいろいろ流儀がありますが、私は太めが好きですのでこういうの好み。肉でも野菜でも魚でも臓物でもなんでもそうですが、あんまり細かく刻むと素材の旨味と香りが逃げてしまう。太いのがいい。
絶妙な柔らかさの茹でめん、鰹・鯖・鰯の利いたコクと酸味のあるダシ。甘辛いカエシの迫力あるダークつゆ。茹でめんをおいしくたべされるには、これくらいの暗黒さが求められようというもの。
もうひとつ、大切な脇役。刻み鷹の爪、こいつを振りかけていただきましょう。辛み成分のカプサイシンは水溶性なので、つゆに浸したほうがほんとはいいんですが、ちょっと撮影用にきどって天盛りしてみた。すみません気取っちゃって。。
六文さんは天ぷらの揚げ具合が実によろしい。しかも種類が豊富でどれもうまい。ついつい2つ3つとたくさん乗せて食いたくなる。
「紅」と赤い文字に意気込みがあふれている。
なかでもベスト人気者はこれ「げそ天」。あんまりにも人気なのでたくさん作るから、こうやってゆで玉子のバットまで占拠してしまう。それでもあっというまにはけちゃうんだから食わずともそのうまさがわかろうというもの。
二階もたまにはのぼらなきゃね。
360円
評価は2点 ☆☆
紅ショウガ天そば
ホロホロ崩れるタイプの紅ショウガ天。崩れ具合が絶妙に好みです。
立ち食いや 汁に染まりし 竹柄杓 <毛瓶子>
360円
評価は2点 ☆☆
なす天そば
外はサックリ、中はジューシー、うまく揚がったナス天。長さも立派。
濃いつゆに天ぷらがよく合う。鷹の爪は欠かせない。
評価は3点 ☆☆☆
ちくわ天そば
焼き目鮮やか。しっかりとした歯ごたえあるちくわ。ぐにゃぐにゃせず、汁を吸う余地のある練り具合。コロモ薄めでちょうどよい。
半筒
ちくわ天としては、なかなか良い。
評価は2点 ☆☆
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コメント
●タヌキさん
次回はピーマン天も食べてください。
投稿: ケビン | 2011年4月19日 (火) 17時55分
●bob289sさん
かき揚げ丼とたぬきそば、それもまた美味そうです。400円は安いよなあ。良い店ですね〜
投稿: ケビン | 2011年4月19日 (火) 17時55分
●menbouさん
日曜やってるのがうれしいです。
投稿: ケビン | 2011年4月19日 (火) 17時51分
●Browny@R134さん
ここのゲソは、固すぎず柔らかすぎず、歯にはさまることもなくて、とてもよい具合ですよね。やっぱり看板商品なだけのことはあります。
投稿: ケビン | 2011年4月19日 (火) 17時51分
六文そば中延店レポートをカツ丼さんから頂き今年の2月に初めて都内の路麺店に行きました。
やはり私の川崎鶴見の下町と比較すると?さすが花のお江戸の路麺だぁ、美味しい(^o^)
げそ天そばを完食 完飲したら?腹一杯で大和屋のピーマン天そばは食べないで帰宅しました(^o^)
投稿: タヌキ25 | 2011年4月18日 (月) 15時46分
あたしが立ち食いそばにはまるきっかけになった名店です。ゲソ天蕎麦の外に、かき揚げ丼とたぬき蕎麦のセット¥400がお薦めです。
投稿: bob289s | 2011年4月18日 (月) 12時08分
きのうの午前中にこのへんを歩いてたのですが
ここも大和屋も開いていました。
投稿: menbou | 2011年4月18日 (月) 08時36分
六文そば最南端店舗にして、この中延店は日曜祝日もやっているのが嬉しいです。
朝イチに訪れると、天ぷらケースの中には、六文の名を誇るが如きゲソの山!
自慢のゲソ天は一日に二度、早朝に昼に揚げているそうです。
中延六文万歳!
朝6時~夜9時まで(日曜祝日はこの限りでないかも)
投稿: Browny@R134 | 2011年4月18日 (月) 05時55分