久しぶりにレースに参戦しました。
昨シーズンは春から五十肩を発症してしまい、2回出場したがその後断念。
ようやく1年たって全快。腕が上にあがるようになった。なんとか今年中に1回は出たいとの念願でしたが、師走のギリギリになってかなった。
筑波サーキット・コース1000(本コースの隣にある短いコース)
昨年は土砂降りのレースで、私は不名誉なことに最多転倒記録を作ってしまったいわくつきの場所。
今回はなじみのひいこさんのチームではなく、かぶりおれさんのチームに混ぜてもらいました。まったく面識もないのに快く受け入れてくださってありがとうございます。このあたりの軽いノリが草レースのいいとこ。
主催者である青木琢磨さんの後ろ姿。レース中の事故で車イスの生活ですが、アマチュアレース活動を盛り上げてくださる心意気とご努力には頭が下がります。
ちなみにこのレースは「レン耐」といって、レンタルバイクでの耐久レース。初心者でも楽しく、転んでも怪我しない、といった主旨のもので、目を三角にして競い合うものではないです。もの足りないと思う人もいるかもしれませんが、私にはちょうどいい。
今回は2チーム、8人で参戦。
レンタルバイクは本田のApeという非力なマシンですが、装備はきちんとしたものが求められます。革ツナギが必要。最近ではツナギもだいぶ安くなったみたいですね。既製品で4万円くらいのからあるみたい。
ところで、今回出走するにあたって一番の問題は「革ツナギがきつい」こと。とほほ。1年レースから遠ざかっていたらお腹の周りに贅肉がついてしまって、ぎりぎりジッパーは締まるのだけどキツキツ。腹式呼吸が困難で苦しくてたまらない状態。
痩せてるときに買ったツナギなので厳しいのだ。前傾姿勢のままハングオフの姿勢をとって縮まると、バネがきいたように「ボヨン」と反動がついて上体が起き上がってしまうのよ。これじゃレースどころでないです。アメリカンなバイクでないと乗れない後傾姿勢だよ。
とにかく出走を決意したからにはまずは痩せなきゃ、ということでダイエットに取り組むこと2カ月、食事を減らして消極的なダイエットを続けました。運動はとくにせず。
努力が実り、なんとか間に合って、やや窮屈ですが前傾姿勢を保てるようになった。よかったよ~。
ルマン式スタート。私はなぜかいつもスターティングライダーなんだよね。ここで足をつって転ぶかもしれないってのが実はレースよりも緊張するポイント。短距離ダッシュすることなんて日常的に皆無ですからね。なので事前に入念にストレッチ。
写真右側の赤いマルボロのつなぎカッコイイね。ビンテージものでしょうか。現代風のプロテクタじゃないペラペラの作業着みたいな昔の革ツナギ。こういうのが流行ってるのかな?いいね。そういえば同じようなペラペラの青いロスマンズカラーのツナギも見かけた。こういうのいいなあ。ツーリングに着ていくのもアリかな。
エディローソンの緑色ツナギなんかいいかも。レトロタッチで。
あんまりカッコ良くないフォーム。体が硬い。もっと腰をスライドしなきゃいけないのだけど、まあ、今回は久しぶりの出走なので「無理しない、コケないで完走」を目標として慎重に走る。
絶対速度が低いので、転倒しても大怪我の恐れはあんまりないです。装備がしっかりしてますし、なんといってもサーキットなので周囲が平坦で広いから、スリップダウンくらいならたいしたことない。
エンジンが非力なのでハイサイド(前方に一回転する転倒)の心配もないしね。
それよりも恐れているのは、転倒一回につきペナルティ5000円(現金支払)なこと。こっちのほうがよっぽど怖い(笑)
Apeでレースを走るコツみたいなのもある。とにかく非力だから「なるべくスピードを殺さない」ことが第一。というかそれがすべてかもしれない。
なので、第一ヘアピン以外はほぼノーブレーキ(爆笑)
決死の覚悟で突っ込むのだ。ヘアピンでもブレーキとはいってもチョンとかけるくらい。
それからタイヤがたいしたことないので、なるべく車体を立て寝かさない。体を大きくハングさせてバランスをとって旋回する。
まあ、非力なマシンでもそれなりに工夫が必要。なので面白い。
ということで楽しく5時間走り切り。チーム8人、転倒ゼロで完走しました。
安全第一で走ったので記録としては不本意で不完全燃焼なレースではありましたが、まあ、これはこれでよしとします。
来年も出たいなあ。もうちょっと痩せないとね。
最近のコメント