負けるもんか! by HONDA
いいですねこのCM
おもわず目頭が熱くなる。
私このごろ思うんですが、ときには人間には挫折も必要なのかなと。と書くと誤解されそうだけど。挫折そのものが素晴らしいんじゃなくて、挫折から立ち直れるかどうか、どうやって立ち直るか、そういった精神というか、あるいは手順というか、道具立てというか、そういうものをココロに持つことができれば、次の挫折があったとしても(もちろんないほうがいいですが)「少しくらいへっちゃらだよ」と思えるようになるよねと。
私は挫折と縁遠い恵まれた前半生を送ってきた、わりと順風満帆なほうだったと思う。それが何故かこの数年、すっかり参ってしまうことが公私ともに立て続けに起こった。それこそ津波のように襲ってきた。予期せぬことでまったくの無防備だったし、津波の規模も想定を遥かに超えてたから、すっかり翻弄されもみくちゃになってズタズタにボロボロになった。
最初の1年くらいはもうどうしようもなくって、まったく途方にくれたどん底のまま、なす術もなく辛い日々を過ごしていた。ふと、そんなときにバイクに出会い、ひたすら猿のように無我夢中で走った。ただただバイクに乗っていればとりあえずは邪念が失せ、無我の境地に没入することができた。
一向に問題は解決しなかったけれど、バイクのおかげでどうにか精神のバランスを保つことができた。あそこでバイクに出会わなければいったいどうなってたかと想像するだけで暗い気持ちになる。
そうやってとぼとぼと過ごしていたある日、運命的な出会いがあった。バイクに乗って適当なブログを書いていた私に、先方から勝手に、ほんとに何気なく暖かい手をさしのべてくれる人があらわれた。ほんとうにうれしかった。世の中に自分の理解者なんかひとりもいないと悲観にくれていたので。暗闇に一筋の光明そのものだった。神様が遣わしてくれた人なんじゃないかと思えた。
こうやって、なんとかひとつの壁を乗り越えることができた。親切な人の力を借りて、やっと人間の社会に戻ることができた。そんな気がした。
私には「負けるもんか!」なんて、そんな強い意志はなかった。醜く人生にしがみつき、細々と、唯一の拠り所のバイクに乗り、路傍をめぐっているうちに、朧げながら新しい自分の姿が見えてきたというか、過去を断ち切る境地に至ることができたんだと思う。過去を振り返ってばかりいたら、きっとグルグルとスパイラルを巡ってどん底に陥って、もう再起不能になっていたかもしれない。まあそれもそれで運命なんだと最近では思えるようになったけど。
自分の運命を切り開く、というと格好良いがそうではない、ここで大切なのは、外部の環境じゃなくて自分を変えることなのかなと、それまでの考え方を変えることで新しい展望が見えてくることもあるんだと、ココロの眼を改め、見方を変えることで、他人からみたらなんの価値もない自分の人生だって「素晴らしい」と思えるようになるんだよと、ようやくそう感じることができるようになって、だからこういう文章を書けるようになった。
という、ココロの杖をひとつ持つことができた。今でもまだ問題は全然解決してないんだけど、へっちゃらだよという気持ちを少しだけ持てるようになったんだ。
こちらの動画もいいですよ。
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コメント
●女性です さん
暖かい励ましのお言葉ありがとうございます。
今だから書けるというか、本当にどん底のときはこんなことを客観的に書ける余裕なんかないですよね。それだけ元気になったってことなんだと思います。これからもよろしく〜
投稿: ケビン | 2012年4月 9日 (月) 16時18分
以前千歳船橋のそば屋について(多分)コメント入れさせて頂いた者です。そば通じゃないのですが、ちょっと年とってきてから、少しお腹が空いた時にはお蕎麦が一番いいと思うようになり、こちらに出会いました。とってもいい文章だと思いました。大変な世の中ですよね。でも凄く頑張っていらっしゃって、日本の男性は強いなーと思います。無理はしないでバイクは運転に絶対気をつけて下さいね。応援しています。
投稿: 女性です | 2012年4月 9日 (月) 12時37分
●sobaさん
そばさんのおかげで、新しい世界が広がったと思います。
そばさんは大恩人です。かけがえのない人です。
これからもよろしくご指導ください。
たまにはどこかで飲みに付き合ってください。
投稿: ケビン | 2012年4月 9日 (月) 10時39分
●甲斐さん
バイクと甲斐さんがいなかったら私はもう世の中にいないかも
そんな気さえします。
これからもよろしくお願いしますね。
そんなに負担かけないよう頑張りますので(笑
投稿: ケビン | 2012年4月 9日 (月) 10時36分
●funapさん
そうか、厄年てのはそういう意味なんですね。
ようやく理解できました。
42歳のときに悪い事が起こるくらいにしか考えてません
でした。人生の転機という意味なんですね。昔の平均寿命
ならば「最終コーナー」といった意味かもしれないですね。
お互いリラックスして生きたいものですね。できるかどうかは
わからないけど。
投稿: ケビン | 2012年4月 9日 (月) 10時35分
●acchanさん
路麺は本当にたいせつな杖です。
いつまでもなくならないでほしいですね。
投稿: ケビン | 2012年4月 9日 (月) 10時32分
ほんと どうにか
この逆境を打破したいですな
おいらもここ数年赤字とか続いて
きびしいい状況が続いておりますy
これからは落穂拾い作戦でいかないと
だめだと悟り、
なんとなく吹っ切れて今日に至っております
3年前にケビンさんに合えたのは
すごく印象に残っていて、
すごい怖い人じゃないかと怯えていましたが
待ち合わせの渋谷富士やワインバーの前で、
「どうも」って肩をたたかれたのが大変なつかしい
記憶です
まあバイクは気を付けて
仕事はなんとなくやっていきましょう~
最近あまりろめんいってないので
反省ちゅ~
投稿: soba | 2012年4月 8日 (日) 19時35分
ああ…何か、すごく解る気がする。
ひたすら一人でバイクを走らせると見えてくるモノがあると思う。
お釈迦さまが坐禅に取り組んだのと通じると感じるよ。
貴君はとても魅力のある人間ですよ。
能力も高いけど、もし、そうでなくてもお付き合いしたいと思わせてくれるモノを持ってること忘れないように。
五十路を楽しもうじゃないですか、兄弟(^ ^)
投稿: 甲斐 | 2012年4月 8日 (日) 13時06分
あは、ハンドル名間違えました (^_^;)
オートコンプリートされちゃいました。
投稿: funap | 2012年4月 8日 (日) 10時06分
「昨日までの自分を越えろ − 負けるもんか」
いいメッセージですね。
なんとなく厄年を越えた辺りから色々な難題が次々と降り掛かってくるような気がします。腐る事なく頑張って参りましょう♪
投稿: final | 2012年4月 8日 (日) 10時03分
ココロの杖
いい言葉ですね
バイクも路麺も
杖になっているんですよね
ケビンさんも
投稿: acchan | 2012年4月 8日 (日) 05時43分