八丁堀 そばのスエヒロ いかげそ天そば
そばのスエヒロ
いかげそ天そば
スエヒロは黄色看板+興和物産の茹でめんと、セオリーに近いですが、よくみるといろいろと独自なところもある。
まず、つゆがそれほど濃くない。いっけん甘辛ガツンの濃厚に見えますが、実際にはまずまずの常識的な濃さです。六文でいったらライト級。
それからもうひとつ、大きく違うのがゲソ天。六文では1センチ角くらいに刻んだゲソをコンモリと厚くカリカリに揚げますよね。こちらは、写真を見てもわかるように長いままのゲソがそのまま入っている。コロモもカリカリというよりは常識的なフンワリ感のあるもの。
どうも、あれですかね。スエヒロの創始者は非常に常識的な方だったのではなかろうかと、そんなふうに推理したくなる。濃いいキャラクターのガツン一門のなかで「いや、あたしは、いたってまっとうな人間でして」とかいって、ガツン宴会にも出ずに、濃いい宴会芸を堪能せずにさっさとメシ食って帰っちゃうような。そんな人物像を思い描くわけです。
訪問した日の大将も真面目そうなかたで。「そばください、、ええと、げそある?」って聞くと「はい、あります!」って真正面から答えてくれる、しかし作ろうとはしない。注文確約を待ってらっしゃるのだ。まずはYes/Noを鮮明にする。安請け合いして作ったりしない。なにごとも順序が大切なんだぞと、そういう生真面目さのある人でした。
340円
評価は2点 ☆☆
| 固定リンク
「【路麺】立ち食いそば探訪-バイクの蕎麦道」カテゴリの記事
- 「立ち食いそば大図鑑」にコラム書きました(2019.02.09)
- トークライブやります(2018.01.17)
- 立ち食いそばのブルース(2017.11.26)
- 路麺大忘年会のお知らせ(2017.11.01)
- ザ・ブルース路麺、ライブ+宴会のお知らせ(2017.08.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
●funapさん
ああ~その社訓パネル、うかつなことに知りませんでした。悔しい。。
今度よく見ときます!!
投稿: ケビン | 2012年7月21日 (土) 17時04分
こんにちは♪
スエヒロと六文そばの関係は解明済みだから、皆さん話題にしないのかと思ってました…(^_^;)
昌平橋の六文そばの厨房には「株式会社そばのスエヒロ」の社訓パネルが掲示されてますよね?
どういう運営形態なのか興味深いですね。
ま、うまけりゃOKなんですが ( ´ ▽ ` )ノ
投稿: funap | 2012年7月21日 (土) 12時32分
●ばかぼんさん
そのようですね。わたしも詳しいことは知らないんですが。
もういっけん、日本橋のほうにもありましたね。
投稿: ケビン | 2012年7月20日 (金) 13時41分
今朝は涼しくてかけそば日和でしたね。
おっちゃんとおばちゃんで元気に営業されてました。
お二方の白衣、胸に「六文そば」って刺繍が入ってました。
元は同じお店だったんですか?
投稿: ばかぼん | 2012年7月20日 (金) 12時44分
●sue__meさん
そうそう(笑
微妙にずれてシンクロしたような「ありがとうございます」がエコーのように返ってくる。
投稿: ケビン | 2012年7月17日 (火) 12時39分
最近ココも徒歩圏内ということを知り、オキニのお店なんです!「複数のおっちゃんが何度もお礼を言ってくれる」ところが岩本町の味自慢にも似てますよね(笑)
投稿: sue_me | 2012年7月17日 (火) 09時14分