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2013年9月10日 (火)

四ッ谷 政吉そば 冷やしカレーつけそば 【閉店->再開】

政吉そば

四ッ谷

冷やしカレーつけそば

注:10月まで休業だそうです。記事は以前のもの。

かけつゆのカレーそばではなく、カレーのつけ汁で冷たいそばをいただくもの。それだけの説明であればなんだそうかと一件落着しそうなところであるが、そうはいかないのが政吉そばの真骨頂だ。

そばはいつもながらの信州生そば茹で立て。つけ汁の器には、あまりカレーらしくない色をしたつゆ。

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そばを啜るとまずはスパイスの強烈な風味、一般的なカレーそばの水準からかけ離れた鮮烈さだ。しかし面白いのはそこからで、ふたくちみくちと食べ進むにつれ、あれほどの香味は舌に慣れ、むしろカエシの醤油味が前面に出てくるようになるや「ああ、やはりこれはそばだ」といつしか実感するようになる。

そばがカレーまみれの味になるのをよしとしない私は、カレーそば、じつはあまり食べないのであるが、これは違う。明らかにそばだ。そばを食うためにそば屋に来たことを、何を食おうか悩んでいた数十分まえの自分の行動の動機を追認させてくれるのだ。

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牛肉あり。ちなみにこちらでは牛すきそばもうまい、良い肉を使っているのでさっぱりと肉の旨味をいただくことができる。

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そして、ここからが第二幕、ご飯投入の儀である。お盆のすみに添えられた半ライス、そば好きな読者であれば、そばにご飯は不要だよなと思うでしょう。かくいうわたしもそうでした。しかし、政吉さんの流儀にしたがってみる。そばを食い終えるや、残ったカレーつけ汁にご飯をジャポンと投入。がんばれジャポン。

絶妙な形状の塗りレンゲでひとくち頂いて驚く「ああ、これはカレーだよ」。あれほど醤油味のそばだそばだと力説していたのもつかの間。ご飯とともにいただくこれは明らかにカレーなのだ。醤油味のきいたカレーライスなのである。さきほどまでのそば懐古の心情を容赦なく打ちのめすかのようにカレーライスを夢中で食べる。カレー汁を残すことなく平らげるのは気持ちよい。

素直に参りました。降参です。そばが相方のときはそばなりに、ご飯を合わせればカレーライスに、そばつゆとカレーの二面性をもつつけ汁。ご飯の存在意義も十分に納得いたしました。危ういほど微妙なバランスのうえになりたつレシピ。これ以上カレーを減らしたらカレーじゃなくなる寸前での配合の妙、流石であります。よくぞここまで研究した。これぞ名品。おそれいった次第です。

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500円

評価は3点 ☆☆☆

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