大瀧詠一をしのぶ
昨年末の突然の訃報にはたいへん気落ちしました。
大滝さんがこの番組で(暗黙として)繰り返し語っているのは、新しい表現形態というのは、自然に発生したものではなく、ある日突然ひとり(もしくは数人)の天才によってもたらされるということです。明治の唱歌、オッペケぺ節、浅草オペラ、古賀メロディー、どれも発祥を特定することができる。演歌は古賀政男と藤山一郎が創造したものですしね。
そこには「日本語のロック」を創造したのはほかならぬ自分であるという秘めた自負があったのだろうね。
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コメント
●高野さん
たしかにおっしゃるとおりですね。人の心に残るためにはまずなによりも作り手が心から満足しなければいけないのだなと思います。流行のものを追うのは簡単な成功への道かもしれないですがそうばかりはいかないですよね。
投稿: ケビン | 2014年1月 7日 (火) 13時43分
大滝さんから教えてもらったのは、エンターテイメント(「テインメント」にあらず)とは何か?と人の心に残るものってどうやって作るのかだった気がします。
自分に音楽の躍動感?と音の拡がり?を教えてくれた佐久間正英さんも近々いなくなります。
皆、年を取ったということですね (T_T)
投稿: 高野 | 2014年1月 7日 (火) 10時47分
●nopogoroさん
松本隆さんの歌詞がまた曲を引き立てましたね。スピーチバルーン、恋するカレン、ほんとにいい歌詞ばかりです。
投稿: ケビン | 2014年1月 6日 (月) 16時13分
●番茶犬さん
細野晴臣さんがYMOで大ヒットしちゃったので、ご本人はあれでようやく安心したのかもしれませんね。今聴いてもとても良い曲ばかりです。作曲家としての大滝さんを尊敬しております。
投稿: ケビン | 2014年1月 6日 (月) 16時12分
●なぐらさん
ナイヤガラサウンドのみならず、音楽史にも光をあてた巨人でしたね。もっと活躍してほしかったです。
投稿: ケビン | 2014年1月 6日 (月) 16時10分
僕は『ナイアガラ・トライアングルVol2』が最初です。
あのアルバムで佐野元春と杉真理も好きになりました。
実験的なCMソングアルバムも面白かったな〜。
年明けは時々『スピーチ・バルーン』が頭の中を流れます。
投稿: nopogoro | 2014年1月 5日 (日) 21時41分
A LONG VACATION、赤いファミリアに乗っていた頃常備していたアルバムでした・・。
判っていても、どんどん昭和が終わっていくのは寂しいものですね
投稿: 番茶犬 | 2014年1月 5日 (日) 18時48分
本当に驚きました。学生の頃 ラジオの深夜番組・ゴーゴーナイアガラを聴きフアンになり 大瀧さんが毎週好きなアーティストを紹介するコーナーでは ハナ肇とクレイジーキャッツやフランキー堺とシテイスリッカーズ 川田晴久とあきれたぼういず 等の愉快な音楽を知る事が出来ました。これからも大瀧サウンドを聴き続けて行こうと思います。
投稿: なぐら | 2014年1月 5日 (日) 15時02分