横川 おぎのや 天ぷらそば、玉子うどん
おぎのや
横川駅、改札内外
天ぷらそば、玉子うどん
横川駅は駅そば発祥の地と言われている(駅そば研究家鈴木弘毅氏による)。いわば路麺の聖地である。不肖ケビン、長年の路麺探訪の末ようやく念願の巡礼を果たすことができ、言葉に尽くせぬ感動がある。
なお、軽井沢駅のおぎのやには「駅そば発祥の地 軽井沢駅」との看板がある。横川駅にはそういった過看板は見かけなかった。同店としては軽井沢を最古と認めているようだ。
横川駅の駅舎横に番屋風のかわいらしいたてものあり。オレンジがかった黄色い看板に「創業明治十八年 峠の釜飯 おぎのや」とある。駅の外とホームの両側に向けて販売窓口あり。駅外にはベンチとテーブルがあり座っていただくことができる。
■蕎麦、生めん茹でたて、注文うけてから茹でる(繁忙時は茹で置きあるやもしれない)、灰色っぽくやや四角い断面、ややもっさりした食感だが蕎麦の香りほのかにありうまい。
■つゆ、だしよし。昆布風味。カエシはさほど醤油濃くなくやや甘め。一杯ごとにカエシとダシを合わせてひと煮立ちさせる。
■天ぷら、揚げ置き。コロモそれほど厚くないが、ぽってりと揚がっている。桜海老香ばしくとてもうまい。
外で食べると醤油の色が奇麗だ。旅の途中で食べるそばの味は格別。これまで幾多の旅人の胃袋の渇きを満たしてきた貫禄もまた味の要素。
うどんは駅にしては珍しくプニッとしたコシがあってなかなかのもの。
天気のよい昼下がり、外で食べるそば。ゆったりした気持ちになる。
厳選されたメニュー。天ぷらと玉子のみ。
無休のありがたさ。一年中いかなる日時でもここに止まれば温かいそばが食べられる。鉄路の旅人にとってはさぞや心強いものであったろう。
山小屋風の可愛い売店。平日昼過ぎ、女性ひとりで切り盛りしていた。
駅に隣接してある。
信越線は当駅が終着であった。碓氷峠を目の前にして線路の消失する寂しさよ。
420円(天ぷらそば)、370円(玉子うどん)
評価は2点 ☆☆
無休、09:30-17:00、(土日祝)09:00-18:00
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コメント
●menbouさん
今回はクルマでした。鉄道だけだとちょっと行きにくいいような場所もありますしね。
投稿: ケビン | 2014年10月31日 (金) 15時31分
●Nanki-Pooさん
お久しぶりです。
なるほど、そういう背景があるんですね。それであれば生麺を茹でる時間もありそうです。
面白いおはなしありがとうございます。
投稿: ケビン | 2014年10月31日 (金) 15時30分
●ひえいさん
横川も、つゆはそれほど濃くはないので東京の路麺のような味とはちがいます。でも雰囲気がいいし、貫禄の味ですね。
投稿: ケビン | 2014年10月31日 (金) 15時29分
一連の信州そば行脚は、バイクではなくて鉄道でまわられたのですか?
投稿: menbou | 2014年10月31日 (金) 10時10分
かつて横川から軽井沢までの勾配区間はアプト式軌道専用機関車に切替えて牽引するため上り勾配側の横川駅でのみ派生する長い停車時間を狙った全国初?の駅構内ホーム上の立食いそばと思われます。
当時の客車の扉は手動開閉のため立食い客は列車が停止する直前に飛び降り、動き出すギリギリまでそばをすすっていたものと想像されます。
投稿: Nanki Poo | 2014年10月31日 (金) 08時10分
9月に軽井沢で仕事があった帰りに横川経由で帰った際に、この店を見ました。残念ながら、軽井沢の「おぎのや」で天ぷらそば食ったばっかりだったので、ここでは食えませんでした。胃袋が小さくて、「食わずに…」の格言を守れないのです。軽井沢の方は、生麺はさすがにうまいですが、つゆも天ぷらもちょっと、ね。
投稿: ひえい | 2014年10月30日 (木) 20時54分