赤坂見附 菊家(豊川稲荷休憩所) きつねそば
菊家
赤坂見附(豊川稲荷休憩所)
きつねそば
豊川稲荷内の茶店のうち道路に近い側。
■蕎麦、茹でめん、薄灰色っぽくやや四角め、柔らかい。
■つゆ、昆布主体のダシ、薄口醤油で透き通ったうどんつゆ風、独特の酸味あり。蕎麦と相性よし。
■きつね、さほど甘くなくやや酸味あってなかなかうまい。
透き通ったうどんつゆ風に柔らかいそば、悪くない取り合わせ。
天ぷらはなくきつねかたぬき、稲荷では迷わずきつねであろう。
大女将のおばあちゃんから、都電が赤坂見附を通っていた頃のいいはなしを聞かせてもらった。そばをすすりながら隣でお話しされているのを聞いたんですがね。
羊羹のとらやを探して訪ねてきたお客さんとの会話
「たしかとらやさんはここにありましたよね」
「はいはい、豊川稲荷の角にあったんですけど、オリンピックの後に道路の向こうっ側に移られましたよ」
「ああ、どうりで、ここにあったとばかり覚えていたものですからいくら探しても見つからなくて、ありがとうございます」
「そのころ黒川さんていう厚生大臣のかたがいらして、道路の向こうは鉄道の資材置き場で広々としてたんですよ、そこをお世話してくれたそうです。青山通りはそのころは都電が通っていて、よくあたしは築地まで駄菓子の仕入れに行きました。そのころの都電は親切でねえ、次は豊川稲荷っていうとあたしのこと知ってるから何も言わなくても電車止めて下ろしてくれるんです。」
私は当時は東京にいなかったから、赤坂見附の都電、はっぴいえんどのレコードの内ジャケにも書かれたものを見て想像するのみであった。細野晴臣と松本隆が二人で都電に乗って坂を下りるところを「すげえなあ」と感嘆しあったとNHKの番組で語っていたのが印象深い。
追記:ジャケイラストは西麻布(霞町)を描いたものでした。
それが、まさにその当時のお話しを赤坂見附に50年以上いらっしゃる大女将から聞かせていただくとは。楽しそうな思い出を伺っていると、当時の光景が眼前に浮かぶような、そんな錯覚さえ起こさせるような至福のひと時であった。
500円
評価は2点 ☆☆
休不明
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コメント
●ひえいさん
「塩たれ」「うどんつゆ」「関西風」という名称で出してる店がいくつかありますが、おっしゃる通り東京では珍しいですね。
投稿: ケビン | 2015年3月29日 (日) 08時00分
●高野さん
いい話が聞けるとほんとうれしいです。おいしいそばだけじゃなくて話まで聞けて、ありがたいです。
投稿: ケビン | 2015年3月29日 (日) 07時59分
ええ話、聞かせてもろた。
ケビンさん、奥から順々に攻めましたね。しかしこの透明なつゆ、東京では珍しい。
投稿: ひえい | 2015年3月27日 (金) 21時18分
大女将のいい話が聞けてよかったですね。
豊川稲荷も久しく行ってないので、GW明けくらいに一度行こうっと。それとkoonさんとの立石行きも実現させねばです。
投稿: 高野 | 2015年3月27日 (金) 14時01分