【番外編】 稲田堤 たぬきや
アウトドアに繰り出して大自然を満喫すれば当然腹がへる。どこかの軒の下でひと休みしたい。大自然とはいいながらも人間には「家」が必要だ。湘南の海ならば海の家があるし、箱根の頂上には大観山レストハウスがある。そして、多摩川の河原には当然のごとく川茶屋がある。
多摩川はさほど水深のある川ではないが、ここ一帯は農業用取水口の堤で堰き止められた水がたぷんと溜まって懐深い。取り入れられた用水は川崎の水田を満たす。稲の田のための堤なので「いなだづつみ」と呼ぶ。
たぬきやの桟敷から眺める河原と川と対岸の景色は茫漠として、すっかりこちらの頭もぼんやりとしてくるから不思議なものだ。初夏の午後の日差しと川風に吹かれて食べるモツ煮は茶屋の料理となめてはいけない、牛モツのぷるぷるとろりんゼラチン感ある本格的なとろりとしたうまさ。焼きそばはまあ普通だが外で食べれば天国だ。これで生ビールあれば極楽なのだが。
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