BKライディングスクールに参加してきた。
今回は写真少なく文章多くてすまん。撮影してる時間なかったんだよね。
静岡県富士宮市の白糸スピードランドで開催される。ミニサーキットを使い、スクール所有のVT250で思い切りライディングに集中できる。自分のバイクだとこうはいかない。ちなみに転倒破損しても修理代金は請求されません。これが受講した最大の理由だったりして。

講師はプロレーサーの鈴木大五郎さん。今年の鈴鹿8耐で予選9位だったそうです(拍手)。
ステップワークを基本としたライディングテクニックを少人数(6人x3グループ)でみっちりおしえてくれる。こういう地味な基礎が大事らしいんだということはわかるが、、運動不足のオヤジにはハードです。もうヘロヘロ、バイクで筋肉痛って初体験。
私にとって一番タメになったのは、プロには常識だけど素人は知らないことってのがたくさんあるよね。そういう「誰に聞いたらいいのかわからない疑問」というか「そもそもなんでワカラナイのかがワカラナイような疑問」でも、質問すればなんでも丁寧に教えてくれるし、実際の走りを見ていただいて、どこをどう修整すればよいのかを具体的に指導してくれること。
頭でわかっていても体がそのとおりに動いてないことってたくさんあるんだよね。
ライダーズクラブではあえて記事にしないような「達人ならあたりまえの常識」を初心者にわかりやすく教えてくれる、っていえば理解いただけるでしょうか。もちろん、参加者生徒それぞれに異なる疑問点を個別に対応してくれるのがうれしい。
私は「目からうろこ」が何枚も落ちた。ライディングテクニックを組み立てるうえで、いくつかポッカリとわからないままになっていた箇所がつながってきた。それなりに乗れてる人でもきっと得るものがあると思う。
手作り感があって雰囲気の良い楽しいスクールだった。
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VT250スパーダとミニサーキットの相性が抜群に良い。マシンを使い切るヨロコビがある。VT250っていいなあ、こんなに面白いとは思わなかった。軽量なので自由に振り回せる。Vツインエンジンのトルク特性がヘアピンからの立ち上がりにドンズバリ(古!)と合ってる。昔乗ってたRZ250のようにピーキーでないので楽。
ちょいアップなセパハンが適度な前傾姿勢で扱いやすい。
タイヤはピレリのスポーツツーリング。どっちかといえば耐久性重視のフツーのタイヤなんだけど、きちんとコントロールすればここまで攻められる。グリップ強いタイヤに頼りすぎてた自分に反省。
どうやら、これくらいのバイクが身の丈にちょうどいい感じ。

面白いメニューは午前最後の「ひざ摺り」特訓。無理ヒザでもなんでもいいから、まずはとにかくヒザを摺る方法を伝授してくれる。
短いオーバルコースで9Rのヘアピンをグルグルと回り、ひたすらヒザを摺っているうちに、マシンのバンク制御を自然と習得できるというスグレた講習。コレコレ、こういう大リーグボール養成トレーニングみたいなのをやりたかったんですよワタシは!
私は初回参加なのでCグループ。同じく初回参加のCグループ全員がヒザ摺りできるようになった。感動体験に思わずオヤジどうし心と心が通い合い和気あいあい。本音はスタッフの綺麗なおねえさんと心を通い合いたいと思っているのだが誰も口に出さない(笑)。
ちなみに参加者はリピータが半数。私を含め中年ライダーが全体の3割くらい。全員男性。ムサいです。イケメンは大五郎先生ただ一人。イイ男なのにバイクも上手いってのがくやしいね。
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ヒザ摺りのために、まずはいつもの「ゼット乗り」を忘れることにする。できる限り尻をストンと前下に落とし、思い切り脚を開いてタンクに伏せる。体が固いときついです。
私の場合は足の開き方が足りなかったみたい。指摘されたのですぐに修整する。
てなわけで、3回ほど周回したところで、ヘアピンの進入(クリッピング手前)でガリリと摺れるようになりました。一度摺れればもう簡単なもので(笑)。ハツカネズミになった気持ちで何度も何度も周回して摺りまくる。
摺ると言うよりも、スキーのストックを突くようなイメージでしょうかね。
私のバンクセンサーの写真。おー、摺ってますねー。ヨカです。新品なのにガリガリ削れて満足される商品ってコイツくらいなものでしょう。
しかし、愛車ZRX1200だと私の腕では公道でヒザ摺り無理かなー。NSR250の奥多摩常連さんがいらっしゃいますが、その気持ち、今ならすごく理解できる。まあ、峠は安全第一だけどね。

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講師陣(中尾さん、林さん)はとても丁寧に個別指導してくださる。私の場合はヘアピン後半でステップをガリガリと摺っていたので、『ステップやマフラーを摺るとバイクを倒してるから速く走れそうな気がするが、こういう走り方では確実に転倒につながる。ステップをテコの支点にしてバイクがころんじゃうんです。ステップを摺る前にバンクセンサーを摺れば安全なバンクの限度を事前に察知できる。「ステップするよりヒザを摺れ」です。』との林さんのお言葉。
ちなみに、コーナー出口で摺るのは「良くないヒザ摺り」とのこと。バンク角を事前に察知するという本来の意味をなさないもんね。ヒザ摺りが目的になってはいけないのだな。
車体を寝かせ過ぎずにスパッとバンクさせるのが速く安全に走るコツなんだ。そのためにステップワークが有効と理解できた。ある程度スピードが乗ったところでステップワークを使ってスパッと倒すと、バイクが遠心力と拮抗して安定かつすばやくバンクにもちこめる。ブレーキリリースと同期させると相乗効果あり。
ダラダラとバンクさせ続けて最後にステップを摺って、、、そこから先は運しだい、ってのが一般的な転倒のメカニズムなんだな。これも納得できた。
さっさとヒザを摺ったらいつまでも倒していないですぐにバイクを戻すのが重要。これまでほとんど意識してませんでした。これができないからスリップダウンしちゃうんだね。もしくは「すべった状態で急激にアクセル開けると(もっと怖い)ハイサイドを起こす可能性もある」との林さんのお言葉。これまでは漠然としかわからなかったが、指導してもらい何度も実際にトライする。少し理解が深まったけど、まだ練習不足かな。
ちなみに林さんはダートトラックのプロレーサーなので、公道でのテクニックとして有効な視点からのアドバイスが得られてものすごくタメになる。ああ、転倒を前提としたレーサー(失礼)ってこんなこと考えてるんだ、ってことが垣間見れる。
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そうそう、革ツナギ。良い着心地でした。ギリギリ間に合って馴染んだのか、左ヒザは革が伸びて痛くない。快挙!ひとりで脱げましたよ。ものすごく時間かかったけど。上着を脱ぐというよりも、腰のあたりをつかんで全体を下に引っ張り下げるようにするといいみたいです。
他の参加者はわりとユルめのツナギを着てる人が多かった。ユルイのは着ているご本人が痩せてるだけなのかもしれない。。。私もダイエット頑張らねば。ちょっと気を抜くと太っちゃうんだよね。
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午後はコースを使って走りまくる。ミニサーキットなりに100m強のストレートと高速コーナーもあって雰囲気最高。ここでも大五郎先生が個別に先導して模範走行を見せてくれる。目の前をプロレーサーが走る後を追いかけていくなんて、めったに味わえない興奮。先生のラインをトレースして走ると無理なく速く走れる。「あれっ」てくらい速く走れるから不思議。
コーナーは丁寧に走り、その前後の直線部分でタイムを稼ぐのがレースの基本とのこと。たしかに先生もヘアピンでは十分に減速してクルリと旋回している。プロレーサーのヘアピンコーナリングをかぶりつき、しかも独占で見れる、そのうえ、自分はその後ろを走っている!!。バイク馬鹿オヤジにとっては至福のひと時、タマランチです。これだけでも講習費のモトがとれたような気がする。
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てなわけで、あっというまに一日の講習が終了。もうヘトヘトです。十分お腹いっぱい、オヤジにはちょうどいい量。
終了ミーティングでの中尾さんのお言葉、「あなたたちモトGPライダーを目指しているんじゃないんだから、他人と競おうなんて思わないでください。それよりも自分の成長を喜びとして、前回よりも1ミリでも伸びたことを楽しんでほしい。そうすれば安全に長く楽しいバイク生活をおくることができます。」
これは私が常々感じていることなので当意でした。
このスクールは私のような動機の人には向いていると思いますが、もともと上手で「筑波でx秒」とかいう人には物足りないかもしれません。まあ、人生いろいろ、サーキットもいろいろですね。
スキーには競技スキーと基礎スキーがありますよね。私が目指しているのは競技バイクではなく、バイクを操る爽快感・達成感、それと自分なりの成長を楽しみとすることなのですね。
次回もぜひ参加したい。このスクールは超人気であっというまに定員一杯になってしまう。私は3回目の申し込みでやっと予約できた。ちなみに開校以来毎回満員御礼とのこと。納得。
大五郎先生のサイン入りポスターとか、カブト虫(笑)とか、ジャンケン大会でお土産もいろいろあったよ。スタッフの皆さんお疲れ様です。ありがとうございました。
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