外苑前 信越そば 冷やし細うどんトマトがけ、バラ肉天
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それぞれのお店の評判・自慢の名品、珍品。ここに行ったら食わずに帰るのはもったいないです。
つるや
上野
小海老天そば
上野駅の南側、昭和通りを渡ったガード下。目の前にあるからつい見過ごしてしまうくらい絶好な立地にあるお店。
観光客向けだろうから味もそれなりでは?とタカをくくってはいけない、ここはとてもうまいのだ。生麺茹でたて、天ぷらは揚げ置きだがいい味。つゆはバランス良くそばや天ぷらと良く合う。隠れた実力派といえる。
小エビのプリプリした天ぷら。小海老好きなかたならきっと満足するであろう。
上野で飲んだ後はここで締めるにもうってつけ。さらにもう一杯飲むこともできるし。
外国人向けに、自動券売機のボタン番号と商品の説明あり。こういうところはさすが国際観光地だ。
つるやのシンボルであった上下に伸び縮みするディスプレイ、残念なことに撤去されていた。あれがあったおかげでいかがわしい雰囲気ぷんぷんとしてそれがよかったのだが、お店もようやくそこに気づいてしまったのか。すっかり入りやすい雰囲気に変身していた。
480円(だったと思う)
評価は3点 ☆☆☆
きぬそば
末広町
かつそば
記事としてはなるべく多種のタネを試してみたいところなのだが、ここではどうしてもカツそばを食べたくなる、逃れられないチカラがある。
立ち食いそば屋にはサイドメニューというか二枚看板というべきか、カレーのうまい店はいくつかあるのだが、カツカレーを特定した店はここくらいだ。なんといっても看板には「そば・うどんカツカレー」とあるのだからカツへの並々ならぬ自信がうかがえようというもの。本橋さんによるとご主人は洋食の老舗キッチン南海の流れをくむかたとのことで納得。
本題のカツはバッター液のコロモが厚めで肉と油の旨みを吸い込んだもの。肉厚はさほどない。いわゆる「肉屋のカツ」を想像していただきたい。じんわりさっぱりした味と食感、箸で食べられるカツだ。丼を持って片手て箸を使いながらもかじりつきながら食べられるスタイルには立ち食いそばに最適化するための独特の進化が感じられる。
ところできぬそばさんのもうひとつ面白いところはかならずオマケを付けてくれるところ。細切りのキツネとか、そばなのにうどん一本とか、ちくわのスライス一片とか。。最初の頃は「これは何かの間違いなんじゃないだろうか」と疑ったものだがご主人の心意気と知ってからは俄然楽しくなった。この日は豪華にキツネ細切を4本もオマケしていただいた。カツのしたにそっと忍ばせてあったのである。
いまひとつぱっとわかりにくがこれもまたいい。
カツカレーを堂々と謳うのがきぬそばである。
そう、ここは「そば・うどん・カツカレー」の店なのだ。ひとつ多いのだ。
むらめんのそば。ご夫婦で切り盛り。江戸っ子べらんめえご主人の口調も楽しい粋なお店。
450円
評価は3点 ☆☆☆
やしま
行徳
あさりそば
もとは「まっちゃん」だったところを居抜きで2015年に開店。
千葉県に入ってまもない行徳にうまいそば屋ありとの噂。なぜ行徳なのかはわからねど店の佇まいを眺めればたしかに飲食店を営みたくなるのも理解できる。やしまは路麺好きなら知らぬものない西葛西の繁盛店が出した支店。西葛西では近隣からうまさ安さをもとめた老若男女こぞってガード下は大賑わい。それが行徳にできた。
あさりそばの券売機に即決。あさりと海苔が合わさった磯香り高い洒落た一品に仕立ててある。海沿いの街ならではの素朴かつうれしい発想。香る鰹節だしといい塩梅の醤油がきいた上品なつゆ。生そば茹でたてと相性もよくそばの土台として間違いのないうまさ。ここにあっさりとした滋味の浅蜊ともみ海苔加わった粋な一杯である。千葉ならではのそばに出会えた幸運に感謝。
かなり大勢店員さんいらした。行徳はさほど立地的に恵まれているとは思えないが頑張ってほしい。
480円
評価は3点 ☆☆☆
無休、07:00-19:00
川一
秋葉原
名物のいか天そば、イカ胴体のぶつぎりをかき揚げたもの、コロモの味わいそもそも素晴らしいので、イカなくても十分にうまい、コロモだけでいいです、と言いたくなるくらいのてんぷら上手だ。さらにそこにイカの身があるのだからもう十分にご馳走である。
川一のつゆのうまさは筆舌につくしがたい。つゆのうまい店は数あれど、ここまで立ち食いそばのつゆを極めた店があっただろうか。川一に匹敵できるつゆを出せる店は都内でも片手に余るほどしかない。
しかも丼の具合からしてつゆはなみなみたっぷりと張られるのだからもう。。最後まで飲み干さずにいられrない魔力がある。
川一の、粋な暖簾の辛子色
480円
評価は3点 ☆☆☆
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